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茅野市|耐震診断で評点1.15へ 大開口を耐震壁へ改修した事例
茅野市
【工事のきっかけ】
今回のお客様は、茅野市の耐震診断を受けたことで、建物の耐震性能に不安を感じられました。
診断結果は耐震評点0.65。
一般的な耐震診断では、
- 1.5以上…倒壊しない
- 1.0以上1.5未満…一応倒壊しない
- 0.7以上1.0未満…倒壊する可能性がある
- 0.7未満…倒壊する可能性が高い
という目安で評価されます。
評点0.65という結果を受け、「どこを補強すれば安心して住み続けられるのか知りたい」と、屋根専門店である私たちへセカンドオピニオンとしてご相談くださいました。
基本情報
- 使用材料:サッシ:YKKエピソードNEO Low-eガス入
耐力壁 12㎜厚構造用合板
外壁材 KMEW 金属サイディングはる一番
耐震診断で評点0.65 大きな窓を耐震壁へ改修し、安心して暮らせる住まいへ
茅野市で築50年の住宅にお住まいのお客様から、耐震改修工事のご相談をいただきました。
きっかけは、茅野市が実施した耐震診断です。
診断結果は耐震評点0.65。
「このまま大きな地震が来ても、この家は家族を守れるのだろうか…」という不安から、屋根工事のご相談とあわせて、建物全体の耐震性についてもセカンドオピニオンをご希望されました。
調査の結果、大きな要因の一つとなっていたのが約3.6m(2間)の大開口サッシでした。
今回は耐震壁を新設して開口部を1間へ変更し、屋根の軽量化工事と組み合わせることで、最終的に耐震評点1.15まで改善しました。
- 茅野市の耐震診断で改善が必要と診断された方
- 築40年以上の住宅にお住まいの方
- 昔ながらの大きな掃き出し窓がある住宅の方
- 耐震性と断熱性を一緒に改善したい方
- 補助金を活用して耐震リフォームを検討している方
| 項目 |
内容 |
| 施工場所 |
茅野市 |
| 建物 |
戸建て住宅 |
| 築年数 |
約50年 |
| 工事内容 |
耐震壁新設・開口部縮小工事 |
| 既存開口 |
2間(約3.6m)掃き出し窓 |
| 新設サッシ |
YKK AP エピソードNEO Low-E複層ガラス(ガス入り) |
| 耐震壁 |
12mm構造用合板 |
| 外壁 |
KMEW 金属サイディング はる一番 |
| 工期 |
10日間 |
| 工事費 |
140万円(税込) |
| 補助金 |
長野県・茅野市耐震改修補助(屋根工事と合わせて活用) |
| 今回のポイント |
耐震壁を新設し、屋根工事と合わせて耐震評点1.15へ改善 |
今回一番重要だった判断
2間の大開口をそのまま残さず、耐震壁へ変更したことです
今回の耐震改修で最も重要だった判断は、耐震評点1.0を超えるために、大開口を耐震壁へ変更したことです。
築50年前後の住宅では、庭との出入りや採光を重視し、大きな開口部を設けた間取りが多く見られます。
当時は人気のあった設計ですが、現在の耐震基準では、大きな開口部が続くことで壁量が不足し、建物を支える力が弱くなる場合があります。
今回の住宅でも耐震診断の結果を詳しく確認すると、この大開口が耐震性能に大きく影響していました。
そこで今回は、両側に耐震壁を新設し、開口部を1間へ縮小する方法をご提案しました。
窓は少しコンパクトになりますが、その代わり建物を支える壁が増え、耐震評点は約0.2改善。さらに屋根の軽量化工事と組み合わせることで、最終的には評点1.15まで向上しました。
つまり今回の工事は、「窓を小さくした工事」ではありません。
ご家族の命を守るために、建物を支える壁を取り戻した工事だったのです。
なぜ窓を残す方法ではなく、耐震壁を新設したのでしょうか
「窓は大きいほど明るく開放的で快適」と思われる方も多いでしょう。
しかし耐震性能を考えると、壁の少ない大開口は建物の弱点になることがあります。
もちろん耐震補強にはさまざまな方法がありますが、今回は耐震診断の結果から、大開口部分へ耐震壁を新設することが最も効果的であり、お客様がこれからも長く安心して暮らすために最適な方法と判断しました。
さらに、新しい窓には**YKK AP エピソードNEO Low-E複層ガラス(ガス入り)**を採用しています。
耐震性だけでなく、断熱性能や結露対策も同時に改善できるため、「安全」と「快適」を両立した住まいへ生まれ変わります。
| 改修方法 |
今回の判断 |
理由 |
| 既存窓をそのまま使用 |
△ |
壁量不足が改善されず、耐震性能向上が難しい |
| 部分補強のみ |
△ |
効果が限定的で評点改善が十分に見込めない |
| 耐震壁新設+開口部縮小 |
◎ |
壁量が増え、耐震評点改善と断熱性能向上を同時に実現 |
現地調査
約3.6mの大開口が耐震性能に影響していました

現地調査では、南面に約2間(約3.6m)の大きな掃き出し窓が設けられていました。
採光や庭への出入りには便利な間取りですが、耐震診断の結果と照らし合わせると、この部分は壁がほとんどない状態となっており、建物を支える耐力壁が不足していました。
築50年前後の住宅では珍しくない間取りですが、現在の耐震基準では改善を検討したいポイントの一つです。
耐震診断の結果と現地調査を組み合わせて改善方法をご提案しました
耐震改修では、「壁を増やせば良い」という単純な話ではありません。
どこへ耐震壁を設ければ最も効果的なのかを、耐震診断の結果と現地調査を照らし合わせながら計画することが重要です。
今回も耐震診断だけで判断するのではなく、建物の構造や暮らしやすさとのバランスも考慮しながら、大開口を1間へ変更するご提案を行いました。
その結果、耐震性能だけでなく断熱性能も向上し、これからも安心して暮らせる住まいづくりにつながりました。
ビフォーアフター図面で耐震改修の内容を確認しました

まずは施工箇所の図面を確認します。
Before図面では赤枠で囲った広大な開口部が、After図面では両サイドに壁ができ、窓が中央の1間に集約されているのが分かります。
この「壁の配置バランス」こそが耐震改修の肝。
茅野市の厳しい冬の寒さも考慮し、窓を小さくすることは断熱効率を高めるという副次的メリットも生み出します
既存サッシを撤去し、新しい耐震壁を施工する準備を行いました
まずは既存のアルミサッシを慎重に撤去しました。
耐震壁を新設するためには、既存の開口部をそのまま残すことはできません。
周囲の構造材を傷めないよう慎重に解体し、新しい耐震壁と高断熱サッシを施工できる状態へ整えていきます。
この下準備が、その後の耐震性能や仕上がりの品質を左右する重要な工程となります。
サッシ撤去後は、新しい耐震壁の内部に筋交いを施工しました。
**筋交い(すじかい)**とは、柱と柱の間に斜めに取り付ける補強材で、地震や強風による横揺れに抵抗する重要な役割を担います。
建物全体のバランスを考えながら適切な位置へ施工することで、地震時に建物へ加わる力を効率よく分散できる構造へ改善しました。
ホールダウン金物を取り付け、柱の引き抜きを防止しました
筋交いだけでは十分な耐震性能は確保できません。
そこで今回は、柱と土台・梁を強固に固定するホールダウン金物も施工しました。
ホールダウン金物は、大きな地震が発生した際に柱が土台や梁から引き抜かれるのを防ぐ重要な耐震金物です。
見えなくなる部分ですが、耐震壁の性能を十分に発揮させるためには欠かせない施工となります。
構造用合板で耐力壁をつくり、建物全体の強度を高めました
筋交いと耐震金物の施工後、12mm厚の構造用合板を張り、耐力壁を完成させました。
耐力壁とは、地震の揺れに抵抗し、建物の変形を抑えるための壁です。
今回の工事では、大開口だった部分の両側へ耐力壁を設けることで建物を支える壁量を増やし、耐震診断で指摘された弱点を改善しました。
この工程が、耐震評点向上につながる最も重要な施工です。
高断熱サッシと金属サイディングで快適性も向上しました
耐震壁の施工後は、開口部へ**YKK AP エピソードNEO Low-E複層ガラス(ガス入り)**を設置しました。
従来のアルミサッシと比べて断熱性能が高く、冬場の冷気や結露の軽減が期待できます。
外壁はKMEW「金属サイディング はる一番」で仕上げ、既存外壁との調和を図りながら、美観と耐久性を兼ね備えた外観へ仕上げました。
耐震性能だけでなく、毎日の暮らしやすさも向上するリフォームとなりました。
内装を復旧し、安心して暮らせる住まいが完成しました
最後に室内側をビニルクロスで仕上げ、耐震改修工事が完了しました。
耐震補強というと「補強材が見える工事」をイメージされる方もいらっしゃいますが、完成後は違和感なく、これまでと変わらない室内空間になります。
見た目は以前と大きく変わらなくても、建物内部にはご家族の暮らしを支える耐震性能がしっかり備わっています。
今回の耐震改修は、単に壁を増やした工事ではありません。
最も重要だったのは、耐震診断で評点0.65と診断された住宅に対し、どこを補強すれば最も効果的なのかを見極めたことです。
屋根の軽量化によって耐震評点は0.65から0.95へ改善しましたが、それだけでは建築基準法の目安となる評点1.0以上には届きませんでした。
そこで、壁量が不足していた大開口部分へ耐震壁を新設し、建物全体のバランスを整えたことで、最終的に耐震評点1.15を実現しました。
つまり今回の耐震改修は、「屋根だけ」「壁だけ」ではなく、それぞれの役割を組み合わせることで実現した総合的な耐震リフォームだったのです。
工事完了後は、耐震評点が0.65から1.15へ改善し、建築基準法の目安である「一応倒壊しない」とされる基準を上回る結果となりました。
お客様からは、
「耐震診断の結果を見たときは将来がとても不安でしたが、数値で改善したことが分かり、本当に安心しました。」
というお言葉をいただきました。
また、新しい高断熱サッシへの交換により、「以前より冬の冷気が気になりにくくなりそう」と、耐震性能だけでなく住み心地の向上にも期待を寄せていただきました。
地域コラム|茅野市で耐震リフォームをご検討中の方へ
茅野市には築40〜50年以上の住宅が数多く残っており、耐震診断をきっかけにリフォームをご検討される方も増えています。
特に当時の住宅では、大きな掃き出し窓を採用した間取りが多く見られますが、現在の耐震基準では壁量が不足しやすい場合があります。
一方で、窓を適切な大きさへ見直し、高断熱サッシへ交換することで、耐震性能だけでなく断熱性能や結露対策にもつながります。
耐震リフォームは「地震への備え」だけではなく、これから先の暮らしをより快適にする住まいづくりでもあります。
採光計画を考慮して設計するため、必要以上に暗くなることはありません。今回も1間の開口を確保しながら耐震壁を設け、明るさと耐震性のバランスを両立しました。
建物によって異なります。今回は屋根の軽量化と耐震壁の新設を組み合わせたことで、耐震評点1.15まで改善しました。耐震診断の結果をもとに総合的な計画を立てることが重要です。
可能です。今回はYKK APエピソードNEOへ交換し、耐震性能の向上とあわせて断熱性能・結露対策も改善しました。
今回改めて感じたのは、耐震リフォームは「壊れたものを直す工事」ではなく、将来への安心をつくる工事だということです。
耐震診断で評点0.65という結果を見たとき、お客様は大きな不安を抱えていらっしゃいました。
しかし、建物の弱点を一つひとつ確認し、屋根の軽量化と耐震壁の新設を組み合わせることで、最終的に評点1.15まで改善することができました。
築40〜50年以上の住宅では、現在の耐震基準と異なる設計が採用されていることも少なくありません。
耐震診断の結果に不安を感じた際は、「まだ住めるから大丈夫」と自己判断せず、一度専門家へご相談いただくことをおすすめします。
耐震診断の結果が気になったら、お気軽にご相談ください
「耐震診断で改善が必要と言われたけれど、何から始めればいいのか分からない。」
「屋根だけでいいのか、それとも構造補強も必要なのか知りたい。」
そんな疑問をお持ちの方は、街の屋根やさん松本諏訪平店(イトウ住建)までお気軽にご相談ください。
耐震診断の結果だけを見るのではなく、屋根・構造・断熱性能など住まい全体を確認しながら、お客様の暮らし方に合わせた最適な耐震リフォームをご提案いたします。
無理な営業や契約をお願いすることはありません。
まずは現在のお住まいの状態を知ることから、一緒に始めてみませんか。
地域密着27年。
外装劣化診断士・2級建築士・施工管理技士が在籍する
**「街の屋根やさん松本諏訪平店(イトウ住建)」**にお任せください。
「屋根の不安」を「安心」に変えるお手伝いをいたします
この記事を書いた加盟店
電話 0120-989-742
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