更新日：2024年04月12日

　北区志茂にお住まいのお客様より「先日の強風の際に、ベランダに設置してある波板の一部が破損してしまったので修繕を検討しております。調査・お見積りをお願いしたい」とご相談をいただき調査にお伺い致しました。

　私達「街の屋根やさん」では、建物の調査からお見積りの作成・ご提出迄を無料にて承っております。建物の修繕やメンテナンスをご検討の際には、お気軽にご相談下さい。

現地調査

　現地調査の様子になります。被害にあった波板は、戸建て住宅の2階ベランダに設置してある波板になります。

　強風が吹いた翌日にベランダにでてみると、端部の1枚が飛散してしまい無くなっていたとのことでした。このように、自然災害（風災、雹災、雪害）等による建物への被害は火災保険が使用できる対象となります。火災保険は自然災害により受けた被害の復旧費用を、保険により賄うことができる制度になります。保険金がどの程度出るかは、保険会社のご判断となります。

　既存の波板は、硬質塩化ビニル製の波板が使用されておりました。近年多く使用されているのはポリカーボネート製の波板ですが、ポリカーボネートが普及する前は、塩化ビニル製の波板や強化クロスが入った硬質塩化ビニル製の波板が使用されておりました。

　塩ビ波板の特徴は、素材に柔軟性を与えるために添加される可塑剤という成分が紫外線等による劣化の影響を受け流出してしまうと素材が柔軟性を失い少しの衝撃でも割れやすくなってしまう点です。また、経年劣化により黄ばみ等の変色が多く見られることも特徴の一つです。

　波板全体を調査すると、経年劣化による波板の変色や変形が全体的に発生しておりました。波板を固定しているフックにも数か所で破損が生じており固定が弱まっている状態です。

　上記の症状より現状被害を受けている箇所以外にも、今後同様の症状が発生してしまう恐れも有りましたのでお客様とご相談を行い全体的な波板交換工事のご提案を行いました。今回の波板交換工事の費用は、税込み95,000円にてご提案致しました。工事の費用は、施工環境や面積、使用材料により異なりますので詳しくはお問い合わせ下さい。