更新日：2024年01月21日

　足立区鹿浜にお住まいのお客様より「近所で工事を行っているという業者の方に、棟の瓦がずれてしまっており危険な状態なので早急なメンテナンスが必要と言われ屋根の状態が心配になった。屋根の調査を行っていただき必要に応じたメンテナンスをお願いしたい」とお問い合わせをいただき調査にお伺い致しました。

　私達「街の屋根やさん」では、建物の現地調査からお見積りの作成までは無料にて承っておりますのでお気軽にご相談をいただけますと幸いにございます。

現地調査

　調査を行う建物は、築30年程経過した木造2階建ての住宅になります。

　屋根には和瓦が使用されており、寄棟形状の大屋根と切妻形状の下屋根が1箇所ずつの計2箇所に屋根がありました。

　先ずは、指摘のあった棟の状態を確認すると複数箇所で漆喰が剥がれてしまっている箇所が見られました。

　漆喰は、棟の土台となる葺き土の流出を防止しする面戸の役割を果たしております。経年劣化や自然災害により漆喰が剥がれてしまうと、葺き土が露出してしまい雨風に晒されてしまい、やがて土の流出へと繋がってしまいます。

　上記で説明した、漆喰の剥がれにより葺き土が流出してしまうと棟の耐久性が低下し歪みや崩れの原因となります。

　こちらの建物でも、一部の棟で歪みが生じておりメンテナンスが必要な状態となっておりました。また、棟瓦を固定している銅線にも複数箇所で断裂が発生しておりましたので瓦が落下してしまう危険性がありました。

　大棟には、歪みはありませんでしたが漆喰の劣化は発生しておりましたので全体的な漆喰のメンテナンスは推奨されます。

　平瓦や防水紙には異常は無く問題のない状態でした。現在、雨漏りの発生も無いとの事でしたので必要最低限のメンテナンスとして一部の棟取り直し工事に加え漆喰の詰め替え工事をご提案致しました。今回の瓦屋根のメンテナンスは、350,000円にてご提案致しました。施工範囲や施工条件により金額は異なりますので詳しくはお問い合わせください。