更新日:2023年06月14日
お住まいの屋根、どんな状態ですか?高所にある屋根はなかなか目が届かず、メンテナンスがおざなりになってしまっている方も多いのではないでしょうか。屋根は風や雨、紫外線の影響等で少しずつダメージを蓄積しますので、屋根の点検は、家の安全性と耐久性を保つために欠かせない重要な作業です。街の屋根やさんへお問い合わせをいただくお客様の中にも、雨漏りなどの被害が出るまで屋根の劣化に気付けず、後悔されているお客様が多くいらっしゃいます。
今回は、改めて定期的に屋根の点検を行うことの重要性、点検方法などをご紹介します。
なぜ定期的な点検が重要か?
定期的な点検が重要である理由は「問題を早期に発見するため」です。問題の早期発見は、以下のようなメリットにつながります。
・住まいの耐久性の維持
屋根は建物全体を保護する部位です。屋根の劣化から雨漏りなどが起こると、建物の構造や躯体にまでダメージが及び、建物自体の寿命を縮めてしまいます。屋根の劣化を早期に発見し、雨漏りなどの被害を未然に防ぐことで建物の耐久性を維持することができ、住まいの長寿命化につながるのです。
・メンテナンスコストの削減
屋根の劣化を放置してしまうと、被害がどんどん大きくなります。被害が大きくなればなるほど修理が必要な範囲は広くなり、費用も高額になります。こまめな点検、メンテナンスは長い目で見るとメンテナンスコストの削減につながるのです。
・安全確保
定期的に点検を行い、屋根(住まい)の状態を健全に保つことは、住まいの状態を把握することにつながります。台風や地震など自然災害の多い日本ですから、住まいの耐久性や防水性が保てていることが分かっていれば、いざという時にも余裕をもって行動でき、住まいに暮らす家族の安全確保につながります。
屋根の点検方法
屋根の点検は自分でできる?
ご自身でできる屋根の点検には、限りがあります。地上から屋根を眺め、屋根材や棟板金などがズレたり欠損したりしていないかを確認できる程度です。ここで注意していただきたいのは、「絶対に屋根に上がらない」ということです。たとえお住まいが平屋であったとしても、屋根の高さは低くて4~5mほどになるため、万が一落下してしまえば、命にかかわる場合もあります。屋根の上という高所での作業は、我々プロの人間にとっても危険が伴う環境です。
街の屋根やさんでは、少しでも気軽にお問い合わせいただけるよう、住まいの点検を無料で承っています。点検後に必要な補修・メンテナンスのお見積もりをお出ししますが、そこで工事をご用命いただかなければ、費用は一切かかりません。
屋根の点検は我々プロにお任せください!
高所である屋根の点検は、我々プロの業者にお任せいただくのが一番です。屋根に葺かれる屋根材には様々な種類があります。同じ材質の屋根であっても、製品によって劣化しやすい、注意しなければならない箇所が変わってきます。そんな屋根の点検ですから、正しく状態を点検するには豊富な専門知識・経験が求められます。
屋根材別チェックポイント
ここからは、主な屋根材ごとに点検の際、チェックポイントとなる箇所をご紹介します。
スレート屋根
・塗装の状態
スレート屋根は塗装によって防水性能を保っているため、塗膜の状態の確認が欠かせません。塗膜が劣化している状態では、スレートが水分を吸い、傷んでしまいますので、屋根塗装によるメンテナンスが必要です。
・スレートの状態
塗装だけではなく、スレート自体の状態ももちろんチェックする必要があります。スレートの反りやひび割れは、スレート自体が劣化している証拠ですので、差し替えやコーキングなどの補修が必要になります。
・棟板金の状態
スレート屋根には屋根の頂部に棟板金が設置されています。棟板金が劣化してしまうと、屋根面の接合部分から浸水し、雨漏りが起こってしまいますので、必要に応じて棟板金の交換や棟板金を固定する釘の増し打ち・打ち替えが必要になります。
金属屋根
・塗装の状態
スレート屋根と同じく、塗装の状態を確認する必要があります。金属屋根は屋根材が錆びないように塗装で保護されていますので、塗装が劣化してしまうと、屋根材が錆びてしまう恐れがあります。
・錆の有無
前述した通り、金属屋根材は錆が発生する可能性があります。錆が広がり、腐食を伴うと屋根材に穴が空いてしまう場合もあります。軽度の錆であれば屋根塗装で補修することができますが、錆や腐食が重度の場合、屋根カバー工事や葺き替え工事による屋根材の交換が必要になってしまいます。
瓦屋根
・瓦のズレ、破損
近年の瓦屋根は釘で固定されている場合もありますが、築年数が経っているお住まいでは瓦が固定されていない場合もあります。その場合、強風や地震等で瓦がズレてしまうことがあります。瓦がズレた隙間からは当然、雨水が侵入しますので、雨漏りの原因となります。
・ラバーロック工法の有無
ラバーロック工法とは、瓦と瓦をコーキングで固定する工法です。瓦の固定力が高まるという名目で施工されることがありますが、瓦を固定するためのコーキングは、屋根材の内側に入り込んだ雨水の排出を妨げます。逃げ場が無くなった雨水が滞留し続けると、いずれ雨漏りが起こってしまいます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回は屋根の定期点検の重要性や点検時のチェックポイントについてご説明しました。長く安心して暮らせる住まいを実現するには、住まいを自然環境の脅威から守っている屋根のメンテナンスが欠かせません。健全な状態の屋根を維持して、快適な住まいを保ちましょう。
記事内に記載されている金額は2023年06月14日時点での費用となります。
街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
そのほかの料金プランはこちらからご確認いただけます。