木更津市井尻にて、雨漏りを放置して天井が崩落してしまったお住まいを調査!雨漏りの原因、応急処置の方法なども解説します
更新日:2024年07月05日
木更津市井尻にお住いのお客様は、現在は住んでいなく空き家にしていたご自宅が、以前大きな台風で破損してしまったようです。屋根に被害が出ていることはわかっていたそうですが、当時空き家にしていたことから破損箇所をそのままにしていました。
天井の崩落
最近、破損状況が酷くなり、以前は無かった室内の天井にも被害が拡大してきたことから、「
屋根だけでも修理しないといけない」と考え、私達、街の屋根やさんにお問い合わせをして頂きました。
台風の影響による瓦の破損
台風で
屋根瓦が破損してしまった箇所です。そのままにしていたことで、破損状況が大きくなり一階下屋根の方に落下して、下屋根の瓦を破壊させていました。始めは2階の屋根軒先部分の瓦だったので、直接室内に雨漏りが無く安心してしまったみたいですが、瓦は重く硬いものですので、落下すればその他の物に被害が及んでしまいます。
二次被害が起こり得る瓦屋根
2階からの瓦の落下により破損してしまった下屋根の瓦ですが、真下は直接お部屋になっており、穴が開いてしまった屋根からの雨漏りで天井が倒壊していました。
雨漏りがなくても
台風通過後には屋根の状態を確認しておかないと、いつ瓦が破損して飛散しまうかわかりません。
屋根の知識をもつしっかりとした業者さんに点検を頼み、落下する可能性や二次被害の危険性が無いかを確認しておきましょう。
さて、雨漏りはどのようにして起こってしまうのでしょうか?そのメカニズムや原因を見ていきましょう!
雨漏りとは、
雨水が建築物の内部に浸入し、室内に滴り落ちる現象を指します。
雨漏りが発生するメカニズムは非常に複雑で、多くの場合、その原因を正確に特定するのは難しいです。基本的なメカニズムとしては、雨水が
屋根や
壁、
窓枠などの隙間から侵入し、建物内部に浸透することが挙げられます。浸入した雨水は、建材の内部を伝って移動し、最終的に目に見える形で漏れ出してきます。
屋根の場合、
瓦や
スレートなど、屋根材の隙間から雨水が浸入し、内部の防水シートや下地材に達します。防水紙が劣化していると、雨水がさらに下層に進み、天井や壁にシミを作ります。屋根の構造によっては、雨水が一時的に木材に保持され、時間が経過してから滴り落ちることもあります。
雨漏りの原因は多岐にわたりますが、代表的なものをいくつかご紹介します!
建物の老朽化は雨漏りの最も一般的な原因です。
屋根材や外壁材、防水紙などの建材は、経年劣化により防水性能が低下します。これにより、雨水が浸入しやすくなります。特に、築年数が20年以上の建物では、定期的な点検とメンテナンスが不可欠です。
台風や地震などの自然災害は、建物に大きなダメージを与えることがあります。
強風によって屋根材が飛ばされたり、地震の揺れで壁にひび割れが生じることがあります。これらの損傷箇所から雨水が浸入し、雨漏りが発生します。
新築やリフォーム時の施工不良も雨漏りの原因となります。
防水紙の貼り方が不適切だったり、シーリング材がしっかりと充填されていなかったり、屋根塗装の際に縁切りが不足していたりすると、そこから雨水が浸入することがあります。特に、新築から間もない時期に雨漏りが発生した場合、施工不良を疑う必要があります。
窓枠やサッシの隙間も雨漏りの主要な原因の一つです。
窓枠やサッシは、経年劣化により隙間が生じることがあります。また、
シーリング材が劣化すると、防水性能が低下し、雨水が浸入しやすくなります。特に、雨が強く吹きつける方向にある窓では、雨漏りが発生しやすいです。
雨漏りと漏水は似ているようで、実際には異なる現象です。
雨漏りは、外部からの雨水が建物内部に浸入する現象を指します。一方、漏水は、建物内部の配管や設備から水が漏れ出す現象を指します。
漏水は、主に水道管や排水管の劣化や破損が原因で発生します。例えば、浴室や洗面所、キッチンなどの水回りで配管が破損すると、水が漏れ出し、天井や壁にシミを作ります。漏水は、雨天時に限らず、常に発生する可能性があるため、水道メーターの異常な動きなどから早期に発見することが重要です。
雨漏りは建物の様々な箇所から発生します。発生箇所ごとに特徴や原因が異なり、それぞれに対する対策も異なります。特に屋根は建物の最上部にあり、雨や風を直接受けるため、雨漏りの発生しやすい箇所です。その原因について詳しくご説明いたします!
瓦、スレート、鋼板などの屋根材は、長年の使用により劣化します。特に瓦は風雨や強風によって割れたりずれたりすることが多く、そこから雨水が浸入します。スレートや金属板も経年劣化でひび割れや腐食が進行し、雨漏りの原因となります。
屋根材の下には
防水紙が敷かれていますが、この防水紙が劣化すると雨水が内部に浸透しやすくなります。防水紙は通常
10年から15年で劣化するため、定期的な点検と交換が必要です。
屋根の形状や構造にも問題がある場合、雨漏りが発生しやすくなります。特に谷部分や屋根の接合部などは水が溜まりやすく、ここから浸水するケースが多いです。屋根の構造が不適切な場合、建築時から雨漏りのリスクが高まります。
雨漏りが発生した場合、即座にプロの業者に依頼することが理想的ですが、緊急時には自分で応急処置を行うことも重要です。応急処置は、建物へのさらなるダメージを防ぐための一時的な対策であり、根本的な修理を行う前に行うべきです。雨漏りに対する応急処置の方法と注意点を詳しく説明します!
雨漏りの応急処置として最も一般的な方法は、ビニールシートを使用することです。
ビニールシートを雨水の侵入箇所に被せることで、一時的に雨漏りを防ぐことができます。この方法は特に屋根からの雨漏りに有効です。
ホームセンターなどで購入できるブルーシートを使用します。シートは厚手のものを選び、耐久性のあるものが望ましいです。薄いシートは風で飛ばされやすく、破れやすいため適していません。
ビニールシートを設置する際には、必ず晴れた日に行うことが重要です。雨天時に屋根に登るのは非常に危険であり、滑落事故のリスクが高まります。
防水テープを使用して雨漏り箇所を補修する方法も有効です。特に窓枠や外壁の小さなひび割れからの雨漏りに対して効果があります。
防水テープは粘着力が強く、耐水性の高いものを選びます。ホームセンターで購入できる専門の防水テープが適しています。
防水テープはあくまで応急処置であり、根本的な解決にはなりません。特定の雨漏り箇所にのみ使用し、広範囲にわたる補修には適していません。また、テープの貼り付けが不十分だと効果が薄れるため、注意深く作業を行いましょう!
雨漏りが発生した際に室内に浸入した水が床に広がらないようにするため、バケツやその他の容器を使用して雨水を受け止める方法も有効です。
バケツやプラスチック製の容器、鍋など、雨水を受け止めるための大きな容器を使用します。容器は複数用意し、雨水が溜まってしまった際に交換が容易なものが望ましいです。
- 適切な場所に設置: 雨漏りが発生している箇所の真下に容器を設置します。水滴が飛び散らないように、容器の位置を調整します。
- 飛び散り防止: バケツの底にタオルや新聞紙を敷いて、雨水が溜まった際の飛び散りを防止します。また、床にビニールシートやタオルを敷いておくことで、床へのダメージを最小限に抑えることができます!
雨水が直接落ちる場所に糸や紐を吊るし、雨水を糸伝いに容器に誘導する方法も有効です。また、天井にビニール袋を貼り付け、その底に小さな穴を開けて水をバケツに流し込む方法もあります。
屋根に登る際や高所での作業は特に危険です。必ず安全帯や滑り止めの靴を使用し、無理な作業は避けましょう。悪天候時には作業を中止し、晴れた日に行うようにします。
応急処置はあくまで一時的な対策であり、根本的な解決にはプロの修理が必要です。応急処置を行った後は、早急に信頼できる業者に修理を依頼しましょう。
雨漏りは住宅にとって深刻な問題であり、早急な修理が求められます。雨漏りが放置されると、今回点検に伺ったお住いのように天井が落ちてきてしまうなど、建物の構造に重大な損傷を与え、修理費用が増大する可能性があります!
雨漏りの修理方法とその費用について詳しく見ていきましょう。
スレート屋根は、比較的軽量で耐久性があり、広く使用されています。しかし、経年劣化や強風、地震などで割れやひびが入ることがあります。スレート屋根の修理方法には以下のようなものがあります。
コーキング材や専用の補修剤を使用してひび割れや穴を埋めます。この方法は比較的簡単で、費用も安く済ませることができます。
損傷が激しい場合や、ひび割れが広範囲にわたる場合は、スレート自体を交換します。1枚あたりの交換費用は1万円〜3万円程度ですが、全体の交換となると、数十万円〜100万円以上かかることもあります。
ひび割れ・脱落したスレートのみの部分的な交換が可能な場合がありますので、専門家に依頼をして見てもらうようにしましょう!
瓦屋根は耐久性が高く、長寿命ですが、割れやズレが発生することがあります。瓦屋根の修理方法には以下のようなものがあります。
割れた瓦を新しいものに交換します。瓦屋根は構造上、1枚からの交換が可能です!
また、ズレた瓦を元の位置に戻し、固定することで落下のリスクを減らすことができます。
雨漏り対策の棟取り直し工事をご依頼いただいたお客様
お客様のお住まいでは、以前の台風で棟瓦が倒壊してしまい、ブルーシートで養生していたそうです。
雨漏りの不安から、街の屋根やさんにお問合せくださったのが工事のきっかけとなりました!
棟瓦が倒壊したまま放置することで、瓦の落下などの二次被害が起こる可能性もございます。このようなときは、早めに専門業者に見てもらうことをお勧めいたします!
今回、メンテナンスとして棟瓦の取り直し工事を行わせていただきました!
雨漏りが発生すると、建物内部の腐食やカビの発生、さらには構造的なダメージを引き起こす可能性があります。放置しておくと、被害はさらに拡大し、修理費用も増加してしまいます!雨漏りが発生したら、迅速かつ適切な対処が必要です。
雨漏りを止めたい!そんな方は、是非街の屋根やさんにお気軽にご連絡ください。
街の屋根やさんでは、経験豊富な専門スタッフが迅速に対応し、原因を特定して的確な修理を行います!お電話やメールでのお問い合わせをお待ちしております。
街の屋根やさんは、お客様の大切な住まいを守るために、全力でサポートいたします。安心してお任せください。
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