更新日：2021年05月15日

品川区西中延で屋根の天井から時々「コツコツ」「バタバタ」と音がするとご連絡をいただきまして現場にお伺いいたしました。
スレート屋根や金属屋根と違い、瓦屋根は鳥などの小動物が屋根の隙間へ潜り込んでしまっているといったお悩みでご相談をいただくことが稀にあります。瓦の外れ箇所や軒先の雀口からの侵入が多いのですが、この度のお客様からお話をお伺いすると音がし始めたのは2週間前くらいからだそうです。まずは原因を確認するため屋根に上らせていただきました。

原因箇所は小動物の住処にされていました

侵入口がわからなければ対処のしようもないため原因を探していきますと原因だと明確にわかる部分が見つかりました。瓦の一枚が外れ、そこに住処となるような枯葉や藁が詰まっている状態です。瓦はスレート屋根と違い、釘で固定されているわけではなく一枚一枚を材木に引っ掛けるような形で敷き詰められているため強風、台風の影響で飛散したりズレたりといったことが非常に起こりやすい屋根材でもあります。この度もそういった外的要因によって割れや飛散が起きたことで小動物侵入の隙間ができてしまったのでしょう。

屋根には想像もしない不意なアクシデントもあるからこそ定期的な調査を！

他の部分の瓦も外し、小動物の存在を確認しようと試みましたが調査時にはその存在を確認することができませんでした。鳥が住処とし、昼間はエサを採るために外に出てしまっているのかもしれませんね。今回は落ち葉の掃除と瓦の差し替えをその場で施工させていただき、お悩みを解決させていただきました。

築20年を経過した屋根ということでそのほかに雨漏りや不具合を引き起こしてしまうような劣化がないかも確認させていただきました。谷板金や棟瓦などは顕著な劣化も見られず健康状態を十分維持していると言えますね。耐用年数が長い瓦ですが、今回のように不意なアクシデントに見舞われてしまうことも十分考えられます。長く安心してお住まいになっていただくために定期的な点検やメンテナンスをぜひおすすめいたします。