豊島区南大塚に物件を所有されているオーナー様より「所有物件の4階にサンルームが設置してあるが、ここ最近の雨で天井から雨漏りが発生してしまい修繕を検討しています。調査、お見積りをお願いします」とご相談をいただき調査にお伺い致しました。

　私達「街の屋根やさん」では、現地調査からお見積り迄を無料にて行っております。建物の事でお困りの際にはお気軽にご相談下さい。

　先ずは、雨漏りが発生している箇所の確認を行いました。調査の際は、お客様にお立会いいただき調査を行いましたので雨漏り発生箇所や状況をお伺いしながら確認を行うことができました。

　以前にも雨漏りが発生していたとの事で、サンルーム内側の取り合い部分にはコーキングが施されていた形跡がありました。今回の雨漏りも前回と同様にアルミフレームとポリカ平板の取り合い部分から発生しているとの事でした。また、一部天井が可動する造りとなっており、こちらからも微量ですが雨漏りが発生しておりお困りになられておりました。

　続いて、サンルーム外部から状況の確認を行いました。

　サンルームの天井には、ポリカーボネート製の平板が使用されておりました。ポリカ平板は、アルミフレームと抑え金具によって挟み込む事で固定が行われております。フレームと平板の間には、ゴムパッキンが設置されているので通常はシーリング処理を行わずとも雨漏りは発生しません。しかし、パッキンが劣化により痩せてしまうと隙間が生じ雨水の浸入口となってしまいます。

　こちらのサンルームでも、複数個所でシーリング処理が行われておりましたがシーリングの経年劣化により接着面の剥離や割れ等の症状が発生しておりました。防水処理の為に多く使用されるシーリング材ですが、劣化してしまうと止水性が低下し雨漏りの原因となってしまいます。

シーリング工事のご提案を行いました！

　調査の結果、現状ポリカ平板に破損が見られないことからフレームと平板の取り合い部分からの漏水であると判断しシーリングによる雨漏り補修工事のご提案を致しました。

　今回の雨漏り補修工事の金額は、税込み70,000円にて承りました。工事の費用は、施工状況や施工範囲により金額がことなりますので詳しくは「街の屋根やさん」へご相談下さい。

雨漏り補修工事

　先ずは、既存のシーリング撤去を行います。今回の施工箇所では、シーリングの打ち増しだとシール厚が確保出来ず止水性の向上が望めない為、既存のシーリングは撤去し打ち替えを行います。

　シーリングの撤去後は、シーリングの接着を行う面に付着した砂や汚れの清掃を行います。シーリングの接着面が汚れている状態だと、接着面とシーリングとの密着性が確保出来ず剥離の原因となってしまいます。シーリングを施す際には、下地の状態を施工に適した状態にする必要があります。

　続いて、目地周りの養生を行います。養生を行うことにより、シーリング施工時に周囲の汚染を防ぎます。また、仕上がりの際にラインが整い綺麗な仕上がりとなります。

　養生に使用したマスキングテープには、施工面によって様々な種類がございます。今回は、ガラス面やアルミフレームへの貼付けでしたのでガラス面の施工に対応したテープを選定し作業を行いました。対応する下地により、テープの粘着力やテープの質が若干ですが異なります。

　シールプライマーの塗布を行います。シールプライマーとは、シーリング材と下地との密着性を高める為の接着材になります。密着性の向上以外にも、シーリング材の成分が下地に移行してしまうブリードという現状を防止する役割も兼ね備えております。また、施工に使用するシーリング材がシリコンシーラントになりますので、専用のプライマーを使用致しました。

　シーリング材は、下地と密着することで隙間からの雨水の浸入を防いでおります。プライマーを塗った場合と塗らなかった場合での接着強度は大幅に異なりますのでシーリングを行う際には、プライマーの塗布は忘れてはならない工程となります。

　今回の施工は、ガラス周りへの施工となりますので使用するシーリング材はシリコンシーラントを選定致しました。

　シリコンシーラントは、耐候性、耐熱性、耐水性に優れたシーリング材になります。温度変化の大きなガラス周りや水回りに多く使用されております。しかし、塗装が付着しにくい素材となっているため外壁や屋根等の塗装が想定される箇所への使用は推奨されません。

　シーリング作業の様子になります。カートリッジ式のシーリング材を使用するので、充填時に使用するコーキングガンも専用の物を使用致します。シーリング充填の際には、目地にガン先を密着させながら充填を行う事で接着面との間に空気が入り込むことを防ぎます。

　シーリング充填後は、ヘラを使用し仕上げ作業を行います。目地のサイズに応じてヘラのサイズを変更する事で、目地に対してシーリングを均一に均すことができ養生撤去時に返りが出にくい仕上がりとなります。

　仕上げが完了したら、養生を撤去しシーリング作業が完了となります。

　養生撤去時に、シーリングに返りが出てしまう場合がありますのでこのような際には、再度表面仕上げを行う必要があります。シーリングの硬化具合により再仕上げを行う事で表面の見栄えが悪くなってしまう事もありますので、状況に応じた判断が必要となります。

施工完了

　シーリング作業が完了致しました。作業完了後はお客様にお立会いいただき、施工に問題がないことをご確認いただきました。また、施工完了後に強い雨が複数回降りましたが雨漏りが発生している様子もないとご報告があり、問題なく雨漏りの改善が行えておりました。

　私達「街の屋根やさん」では、雨漏り補修工事や屋根カバー、葺き替え工事など、様々な工事対応をしております。住宅の事に関してお困りの際には、お気軽にご相談をいただけますと幸いに御座います。