更新日：2024年02月17日

　足立区入谷にお住まいのお客様より「瓦屋根の防水紙が劣化しており、屋根裏に光が差し込んでいるのでメンテナンスを検討している。調査・お見積りをお願いしたい」とご相談をいただき調査にお伺い致しました。

　私達「街の屋根やさん」では、建物の現地調査からお見積りの作成までは無料にて承っておりますのでお気軽にご相談をいただけますと幸いにございます。

現地調査

　使用されている屋根材は、釉薬瓦になります。釉薬瓦とは、釉薬を使用し瓦表面をコーティングした瓦になります。

　瓦は、50～60年程の耐久性があると言われておりメンテナンスを行わない方も多いと思いますが、漆喰や防水紙は年数の経過と共に劣化が生じてしまいます。従って、瓦屋根の場合でも部分的ではありますが定期的なメンテナンスが必要となります。

　お客様が気にしていた防水紙の状態確認を行いました。大棟から60cm程の部分で小屋裏に光が差し込んでいる事が確認出来ました。

　引っ掛け工法により施工されている瓦屋根でしたので、瓦を捲り防水紙の状態確認を行うと経年劣化により防水紙が縮んでしまい本来重なり合っている箇所に大きく隙間が生じていました。屋根は、屋根材と防水紙により2重に防水されておりますが防水紙に隙間が生じていると強風により雨水が吹き込んだ際に防水紙の隙間から雨水が室内に浸入し雨漏りへと繋がります。

　棟瓦、袖瓦、軒瓦は、シーリング材によりズレや飛散防止の対策が取られておりました。こういった屋根の修繕方法をラバーロック工法と呼びます。

　ラバーロック工法は、瓦の固定を行える反面シーリングを施す位置が違うと湿気や水分の逃げ場がなくなり雨漏りに繋がってしまう場合がありますので注意が必要です。

　また、ラバーロックを行った瓦は基本的に再利用出来ませんでの屋根のメンテナンスは、葺き直しではなく葺き替え工事となります。

屋根葺き替え工事のご提案を行いました！

　調査報告を行い、防水紙のメンテナンスが必要な状態でしたので屋根葺き替え工事のご提案を行いました。屋根葺き替え工事の費用は、税込み1,097,800,円より承っております。施工費用は、工事の面積や使用材料により異なりますので詳しくはお問い合わせ下さい。