工場や倉庫、自転車置き場の屋根を見てみると、波型形状の金属屋根が使用されている事が多いですよね!
そうした形状の屋根を「折半屋根」と言います。
今回は、折半屋根の特徴・メリット・デメリットをはじめとして、折半屋根の施工方法の種類や定期点検・メンテナンスの重要性まで詳しくご紹介いたします!
折板屋根とは?
まず、折板屋根とは0.6〜1.2㎜厚の鋼板を大きな波型に成形した屋根材で、一般的には金属素材「ガルバリウム鋼板屋根材」が多く使用されています。
その為、耐久性・耐錆性に優れ、軽量で耐震性にも非常に優れています。
また、上記に加え施工性・加工性も高い事から、冒頭でもお伝え致しました通り倉庫・工場・自転車置き場などにも良く採用されています!
折板屋根のメリット
折板屋根の大きなメリットとして挙げられるのが、工期の短縮と施工費用の削減が期待できることです(#^^#)
建物の上に直接施工出来る折半屋根は、下地材の施工が必要ありません!
その為、下地材の費用や工事費用を抑えることができます。
また、一般的に折半屋根材として採用されている「ガルバリウム鋼板」は、耐久性・耐錆性に優れ、さらに金属板を折り曲げて加工された「波型の構造」は荷重を均等に分散させる構造です。
素材自体や加工によって、折半屋根は非常に優れた耐久性を備えています!
折半屋根のデメリット
一方、折半屋根のデメリットとして挙げられるのが断熱性・防音性の低さです。
薄い金属屋根である折半屋根は夏の暑さや冬の寒さを屋内へ伝達しやすく、さらに雨音も響きやすいです。
自転車置き場など屋外での使用であればそれ程気にする必要はありませんが、倉庫・工場などで使用する場合には「断熱材」の設置など対策を検討する必要があります。
折板屋根の施工方法
折板屋根は施工の自由度が高く、固定方法に「重ねタイプ」「はぜ締めタイプ」「嵌合(かんごう)タイプ」などの種類があります。
続いて、それぞれの固定方法について解説致します。
●重ねタイプ
重ねタイプは、屋根材を重ね合わせてボルトで固定する方法です。タイトフレーム(金具)にボルトを設置し、その上に屋根材を重ねてナットで固定します。
強度が高く、施工が比較的簡単で工事期間が短さが特徴です。
ただし、ボルト部分に錆が発生するリスクがありますので注意が必要です!
●はぜ締めタイプ
はぜ締めタイプは、屋根材の縁を折り曲げて接合する方法です。ボルトを使用しない事から防水性が高く、経年劣化による錆のリスクが少ない事がメリットです!
しかし、重ねタイプと比較して風災に弱い特徴を持っています。
●嵌合タイプ
嵌合タイプは、屋根材の継ぎ目をキャップで覆って固定する方法です。屋根面にボルトが露出しない事から、景観が最も美しい施工方法と言えます。
ただし、施工数自体も少ない事から、施工費用が高く改修やメンテナンスも難しいと言うデメリットがあります!
以上の様に折半屋根の施工方法には「重ねタイプ」「はぜ締めタイプ」「嵌合(かんごう)タイプ」があり、それぞれ特徴が違います。
折半屋根の施工をご検討されている場合には、施工方法もしっかりとご検討されることがおすすめです!
折半屋根の定期的な点検・メンテナンスの重要性
屋根の定期的な点検・メンテナンスは非常に重要ですが、屋根の上はお住まいの中でも高い位置にあります。
その為、現在の屋根の状態をしっかりと把握する事は難しいですよね(>_<)
そうした中、折板屋根は特に大きな建築物や倉庫・工場などによく採用される屋根材です。
規模が大きければ大きい程、屋根の異常や劣化症状を認識する事は困難です。
知らず知らずのうちに屋根の劣化が進行し、雨漏りによって大きな被害が生じてしまったと言うケースも少なくありません!
折半屋根に限った話ではありませんが、屋根の点検・メンテナンスは非常に大切です。
特に、折半屋根は金属素材であることから錆の広がりを防ぐ塗装メンテナンスは欠かす事が出来ません。
約10~15年程度に一度は点検を行い、必要であれば塗装メンテナンスを実施しましょう!
私達、街の屋根やさんは折半屋根を取り扱った施工に関しましても、豊富な実績を持っております!
●折半屋根の塗装メンテナンス事例
【Before・After】
点検~お見積りの作成・ご相談まで無料にて承っておりますので、折半屋根のリフォームをご検討されている方がおられましたらぜひお気軽にご相談下さい(^^)/