更新日：2022年11月08日

　稲城市矢野口にてお住いのお客様より、「以前塗装した屋根がまた色褪せてきているので、点検をしてほしい」とのご相談を頂きました。事前にお話をお伺いしますと、築35年程になる化粧スレートの屋根ということで、そろそろ屋根材の寿命が近いのではないかとお考えになられているようでした。スレート屋根のお手入れは塗膜や屋根材の傷み具合を中心にして方法を検討していきますので、現地での調査を行わせていただきます。

塗膜の剥がれが顕著に表れています

　梯子を使って屋根に上ってみますと、やはり気になるのは塗膜が剥がれてしまったスレートの表面です。屋根面ごとに傷みの具合が違いますが、顕著な部分になると元の塗料の色が分からないほどになってしまっています。以前にも塗装工事をしたことがあるとのことですが、それからかなりの年数が経過しているため、塗膜も再び劣化してきてしまっている状態のようです。
　スレート屋根は塗膜が傷みだしたタイミングで塗装工事を行うと防水性や耐候性を維持することができ、屋根材も長持ちするようになります。ただ、今回は塗膜が劣化してから時間が経っていることもあり、屋根表面の傷みが進んでしまっている状態ですので、塗装工事による屋根のメンテナンスは難しいと判断しました。

塗装ではなく屋根葺き替え工事が必要

　屋根材を細かくチェックしていきますと、雨水の浸透や紫外線の影響を強く受けるようになったスレート自体の傷みも目立ちます。おおっくひび割れてしまっていたり、軒先ではスレートが欠けてしまった形跡が見られました。欠けている断面にも苔が繁殖しておりますので、以前からこのような状態が続いていたことが伺えます。
　また、屋根材の寿命と同じように、下地として設置されている防水紙や野地板にもお手入れが必要な築年数となっております。そこでお客様には今後も雨漏りなどでお悩みにならないよう、屋根の葺き替え工事をご提案させていただきました。屋根葺き替え工事は税込987,800円～が目安の料金となっておりますが、処分する屋根材の種類や面積によってお値段に変動がありますので、詳しくは無料点検によるお見積もり作成をご活用ください。

　私たち街の屋根やさんでは、新型コロナウイルス対策として手指のアルコール消毒を徹底し、お住いの点検にお伺いしておりますので、ご安心してお問い合わせください。