更新日：2021年05月12日

今回は雨漏れの原因追及のために散水検査の実施を致しました。点検を初めにしたのですが、その時は既に雨漏れがしている状態でした。確実に雨漏れはしているのですが、何処の場所からというのが特定できていません。特定をしていなくては、どのような工事をしたら、雨漏れが止められるかが判明しません。

散水検査前の調査確認

ただ散水をしても特定には至りません。初めにその原因となっているものを探さなくては始まりません。お客様のお話では数年前に外壁塗装を実施しており、当時の業者さんが言うには雨漏れの心配はないとのことでした。「鉄筋構造で外壁はＡＬＣ構造、パイプなどは構造壁に直接ボルトを切り込みますので、漏水しないように全て雨水処置を施している」と業者さんは事前におっしゃっていたため、安心していたそうです。業者さんを信じていたことに後悔するしかありません。

散水検査の実施

散水検査は調査して、雨水の浸入箇所をある程度、特定してから始めます。怪しい場所には下の方から順に散水して行きます。外壁にも少々クラックが入ってはいましたが、室内には漏れてきませんでした。ホースで散水を一点に集中で流しますと、自然災害時の何倍もの水量になります。自然災害の時にバケツを外に置いてもいっぱいになるまでには、何十分かかりますが、ホースでバケツに水を入れると数分も掛らずいっぱいになるのです。これだけの水を掛けると言うことは、自然災害の比ではありません。散水試験では短時間で調べることが出来ます。

漏水箇所を特定

漏水が確認できました。パイプを室内に引き込む部分から浸入していたようです。大量の水を掛けますので、漏水を確認出来たら早急にストップを掛けます。最低でも二人一組で作業し時間を決めて放水いたします。漏水場所を特定できたならば工事内容が決まります。

漏水箇所を特定せずに勘だけで工事をしたのでは雨漏れを完全にとめることは出来ません。

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