更新日：2017年11月06日

どのような工事が必要か事前に調査を実施

墨田区で屋根が古くなってきたことから屋根の調査と必要な工事を提案して欲しいとのご依頼をお受けいたしましました。
屋根の状態は地上から見ても苔や割れが出ていることや、以前屋根のメンテナンスをしたときにも割れを補修しているので、その部分がどうなっているか見て欲しいということです。屋根材の劣化が進んでいれば、交換のために屋根カバー工法などが必要になりますが、まずは状況から確認してみましょう。

点検時の屋根になります。確かに苔が生えて部分的に茶色っぽくなっております（左写真）。以前塗装したということですが、塗膜も古くなって撥水効果もない状態です。
前のメンテナンスで補修したという割れた箇所ですが、割れが広がって前よりもひどくなっています。他の箇所でも割れている部分が多く見られますので、屋根材の寿命が来ていることが分かります。そのため、今回は屋根材を交換すべく屋根カバー工法を行うことになりました。

ヒランビーで屋根カバー工法

屋根カバー工法は別名で重ね葺きといって、今の屋根に新しい屋根を作って重ねる工法です。
新しい屋根を重ねる上で不要となう棟板金や雪止め金具などをまずは撤去しておきます（左写真）。そして、既存屋根の上から防水紙を設置、さらに屋根材を葺いていきます（右写真）

今回使用するのは平葺き屋根材のヒランビーという金属屋根材です。屋根カバー工法は新しい屋根を重ねるのでどうしても屋根が重くなってしまいますが、ヒランビーなどの金属屋根材は軽量ですので、屋根カバー工法に適しています。

屋根材の設置が終われば工事は完了です。写真ではちょっと汚れが見られますが、この後綺麗に清掃を行っております。

屋根カバー工法の利点について

屋根カバー工法は古い屋根をそのまま残すので、廃材が少ないです。また、撤去の手間も省けるため工期が屋根葺き替え工事より短いという利点もあります。他にも、夏場など屋根からの熱を屋内に伝えにくくなるといった利点もありお勧めな工法です。
利点の多い工法ではありますが、屋根材など屋根の状態によって施工が可能か判断が必要です。街の屋根やさんでは無料点検を行っておりますので、工事をご検討の方はお気軽にご相談ください。