更新日:2017年10月17日
川崎市中原区で雨樋について「壊れてはいませんが、樋の途中からポタポタと垂れているのは仕方ないでしょうか?」とお問い合わせがございました。
築17.8年、最近は雨が長く続きいつもとは違う雨音に気づいたようです。雨樋は滅多に気にしてみることも少ないとは思いますが、実際に異常が出た場合、騒音によって気づく事が多い箇所です。
実際に何が原因なのか、補修が必要なのか調査を行っていきたいと思います。
雨樋の破損する原因としては ①自然災害、②経年劣化 この2点がほとんどです。支持金具のみで固定している雨樋は、風圧に煽られ雪の重みに耐えきれず、変形や破損を起こすことがあります。
こちらの住宅でも金具ごと外側に向かって傾いてしまっているのが分かります。雨水が外側に溜まりやすく、集水器にまで辿り着けずに溢れてしまう可能性があります(左写真)。
一方右写真の雨水の垂れについては、経年劣化によって雨樋の継ぎ手部分から漏れてしまっています。
雨樋は住宅に合わせて様々な部材の組み合わせで取り付けられています
なぜ継ぎ手から漏れてしまうのか、それは雨樋が多くの部材を組み合わせて取り付けられている為です。屋根の形状は住宅によって違いますよね。
その為、雨樋は軒樋・竪樋・集水器・支持金具だけではなく、曲がり・エルボ・継ぎ手・止まり・寄せ桝などを使い分け、柔軟に対応させていく必要があります。
取りつけ後にはなにもなくとも、気温による収縮や風や建物の揺れによって隙間が広がると漏水の原因を引き起こしてしまいます。
接着剤やシーリングで簡易補修することも出来るのですが、強固に固定するとかえって雨樋の破損に繋がります。
長く続く場合は交換工事で取り替えてしまった方が良いでしょう。
雨樋交換の際のワンポイント
雨樋工事の際には多くの住宅で足場をかけます。その為、屋根や外壁上部、付帯部等の補修できる箇所はまとめて補修した方がお得です。
雨樋には「落ち葉除けネット」の取りつけや「雪止めマルチカバー」の取りつけで破損のリスクを抑えることが出来ます。
落ち葉除けネットは、支持金具の2箇所に銅線をくくり付けます。
ネットを雨樋にはめ、外れないように銅線で固定していきます。工事内容も費用もそれほど掛かりませんが、足場が必要となると話は別です。
少しの手間で対策が出来るようなことはまとめて施工していきましょう。
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