江戸川区|瓦棒屋根葺き替え工事で雨漏り解消!
【お問い合わせのきっかけ】
ビフォーアフター
【点検の様子】
まず当初のお悩み、ツタの状態を含め全体点検を行っていきます。ツタが外壁に伝っている住宅を身近でみたことはありませんか?緑に覆われた住宅は省エネ・外観の為にされていることも多く、メンテナンスを行っていれば大変おしゃれな住宅です。また外壁に当たる直射日光を遮る役割もありますので、室内温度は3度ほど低下、過ごしやすい環境を作るにも大変役立ちます。
ツタを自主的に繁殖していない住宅の場合、これは大変厄介です。成長最中の場合はおしゃれ感が出ていいかな~と思っていても、実際に繁殖し伸びていくと、蔦は枯れ住宅全体が廃墟のようなイメージを出し始めます。こうなってしまうと撤去したいの気持ちでいっぱいになると思います。しかし、蔦は枯れたとしても頑丈なもので、切るにも一苦労、幹のように太くなってしまうと撤去だけでも骨が折れます。
このように蔦が外壁を伝い、雨樋まで到着した時に伸びきった蔦が雨樋に溜まって行くのを他の住宅でも確認します。雨樋に蔦が絡まると、雨水の流れが悪くなる、雨樋に蔦分の負荷が掛かる(かなりの重量があります。)、蔦の伸びる向きによっては雨樋を割る可能性があります。雨水の詰まりと蔦の繁殖は悪循環し続けますので定期的な清掃が必要です。
蔦は見た目だけだと考えている方もいらっしゃるとは思いますが、蔦は外壁を傷める原因になります。雨天時に蔦があることによって、雨水を吸い込みゆっくりと外壁を伝うことになります。すると、外壁にダメージを与え続ける構図が出来上がってしまいます。
このように瓦棒にまで蔦が伸び巻き込んでしまっています。屋根も雨樋と同じ原理です。ツタのような無駄なものがあれば雨水の流れが滞り塗膜の劣化だけでなく、屋根材自体にも腐食が進行してしまいます。手前側は蔦に引っ張られてなのか、屋根材自体の腐食なのか、瓦棒屋根が少し下に向いていました。たまに室内に雨水の染み跡があるという事ですので、少なからず、この屋根部分の劣化が関係していると考えていいでしょう。
屋根材が動く=下地が傷んでしまっています。蔦の撤去をするようであれば一緒に屋根の葺き替え工事(下地の確認が必要です。)を行った方が良いです。
雨樋はひとまず経年劣化していますので交換を行います。蔦をなるべく撤去し新たに雨樋を取り付け直していきたいと思います。
【施工の様子】
蔦の撤去を行い、屋根の葺き替え工事を行っていきます。まずは既存屋根材の撤去です。見ると貫板や芯木の傷みが良く分かります。雨水を吸い込み、黒く傷んでしまっている状態です。木材ですので経年で傷んでしまいますが、腐食が進行すると棟板金を固定している釘にも浮きが見られ、強風の際には飛散する可能性も高くなってしまいます。
長期的なメンテナンスフリーを目指し、プラスチック樹脂の下地材もありますので、屋根材・防水紙の耐久性と合わせ下地材も決めて頂ければと思います。
屋根材の剥がしを終え下地の補強をし、雨漏り防止の要、ルーフィングの張替を行っていきます。防水紙と呼ばれるシートですが、道路等で使用されているアスファルトを原料とし、雨水の侵入をブロックする優れものです。昔は瓦であれば、葺き土工法(瓦の下地に土を入れることで、その土が雨水を吸い込んで雨漏りを防ぐ)で雨漏り対策をしていましたが、近年ではシート1枚で雨漏り防止が可能になりました。
高耐久のものであれば耐久性およそ60年のマスタールーフィングという商品も開発されています。通常ルーフィングの2~3倍近く高い耐久性はライフサイクルコストに優れています。次回の屋根材葺き替えの際には防水紙はそのままで、と言った施工も可能になりそうですね。逆に質の良い屋根材を使用しているのに耐久性の伴わない防水紙を使用するというのも不思議な話です。
こちらも屋根材・屋根の下地の状態に合わせて使用材料を選定することも大変重要です。
瓦棒葺きは材料の継手部分に高低差を付ける事で防水効果を取っています。芯木を通しキャップを重ねる事で継ぎ目をカバーしています。屋根材自体には断熱性がそれほどない為、天井もしくは屋根材の下に断熱材を敷き込むなどの対策が必要ですが、それ程勾配が無くても施工は可能ですのでスペースの確保等も考え、お勧めの屋根材ともなります。最後に棟に貫板と板金を取付け、施工は完了です。
記事内に記載されている金額は2017年03月16日時点での費用となります。
街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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【工事完了後】
瓦棒屋根葺き替え工事完了です。軽量なガルバリウム鋼板で耐久性も高く、緩勾配・急勾配での施工が可能な為、屋根の形状を選びません。キャップでの芯木カバーになりますのでしっかりと防水施工をしていきます。
蔦を可能な限り撤去し、雨樋の取替工事を行いました。破風板の腐食もあり、金具取付部の破風板も取替をおこないました。今回、雨樋の勾配を通常通りに戻しましたが、蔦の絡みや重みで傾く恐れがありますので、また再度蔦が伸び始めたら定期的に切っていく必要があります。
蔦を可能な限り撤去し、雨樋の取替工事を行いました。破風板の腐食もあり、金具取付部の破風板も取替をおこないました。今回、雨樋の勾配を通常通りに戻しましたが、蔦の絡みや重みで傾く恐れがありますので、また再度蔦が伸び始めたら定期的に切っていく必要があります。
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