更新日：2017年01月13日

「屋根の漆喰が剥がれている」そうお問合せを頂いたのは江戸川区のお客様からです。漆喰が剥がれているのはずいぶん前から気が付いていたということですが、時間が経つにつれて酷くなってしまったので弊社に問い合わせをしたそうです。漆喰の剥がれは早めであればそれほど大がかりな工事になりませんが、放置すると棟が崩れたり、そこから雨漏りするなどで被害が拡大します。ですので、気が付いたら早めに専門業者に点検と補修を依頼するようにしましょう。

早速現地を調査いたします。漆喰の剥がれは全体的に見られますが、特に酷いのは鬼瓦付近です（左写真）。写真をご覧いただく通り中の土が出てきているほどで、その上の瓦が浮いてしまっています。他の漆喰の箇所も劣化が進みボロボロと剥がれてしまっています（右写真）。
点検から棟の歪みなどはないので、古い漆喰から新しい漆喰に詰め直す「漆喰詰め直し工事」をご提案いたしました。

こちらが漆喰詰めなおし工事を行った状態の写真です。新しい漆喰を詰め直すことで見た目もだいぶ変わりましたね。また、何より漆喰の剥がれた状態が改善できましたので、これからは安心してお過ごしいただけます。
屋根において、瓦は数十年持つと言われていますが、漆喰は数年程度でメンテナンスをしていく必要があります。今回のように放置せず、できるだけ早めに対応するようにしましょう。

今回は雨樋の部分交換も行いました。

以前のお住まいメンテナンス時に補修した雨樋ですが、テーピングと塗装と簡易的な補修でしたので、今回の工事に合わせて部分的に新しい雨樋に交換します。

こちらが補修後です。テーピングではどうしても長持ちしませんので、この機会にしっかり補修しておけば安心です。

このようにお住まいは年数が経てばどこかに不具合が出てくるものです。また、一部に異常が見つかった場合は他の箇所も何かしら問題が発生している可能性がありますので、ご自分で判断せずに専門業者にお住まい点検を依頼することをお勧めします。街の屋根やさんでは点検・お見積りは無料ですのでお気軽にご相談ください。