葛飾区東新小岩にてスレート屋根材が破損した屋根の部分的な葺き替え・棟板金交換を実施
【お問い合わせのきっかけ】
担当:白井
葛飾区東新小岩にお住まいのT様邸にて屋根部分葺き替え・棟板金交換工事を行いました。 お問い合わせのきっかけは、強風の影響により自宅のベランダに屋根材の一部と思われる破片が落下していることに気が付き屋根の状態が心配になった事が今回お問い合わせを頂いたきっかけになります。 調査に伺い実際に屋根の様子を確認すると大屋根の棟付近のスレート屋根材が3箇所欠けてしまっているのが確認できました。また、棟板金には色褪せや釘の抜け等の症状がみられ固定が甘くなっている様子が見られます。T様に屋根の状態をお伝えすると屋根材破損部の部分的な修繕をご希望でした。T様のご希望も踏まえ破損してしまったスレート屋根の部分的な葺き替え工事と釘の抜けがみられた棟板金の交換工事をご提案させて頂きました。 工事完了後には、気になっていたスレートの破損は改善されたことに加え棟板金のメンテナンスも行ったので心配の種がなくなり安心して頂くことが出来ました。
担当:白井
ビフォーアフター
基本情報
- 施工費用:詳しくはお問い合わせください
- 平米数:部分葺替え4㎡ 棟板金交換10m
- 使用材料:コロニアルグラッサ GL鋼板製棟板金 樹脂性貫板
- 保証年数:お付けしておりません
現地調査に伺いました
こちらがベランダに落下していたスレート屋根材の破片になります。お客様にお話を伺うと、先日の強風後にベランダを見てみるとこちらの破片が落ちていることに気が付き道路から屋根を見てみると屋根材に欠けがあるように見えたので修繕を検討されたとの事でした。T様邸の周りは建物が密集していたので破片がベランダではない場所に落下していた場合には二次被害に繋がってしまう可能性もありましたので落下した破片による二次被害が無かったことは不幸中の幸いだと思いました。
続いて屋根に登り破損箇所の確認を行うと屋根材の破損は大棟付近のスレート屋根材に3枚欠けが見られました。屋根材の割れが確認できたのはこちらの3箇所のみでした。破損部以外にも屋根材に問題が無いか確認すると、築年数が経過している事もあり全体的に屋根材表面の塗膜に色褪せが見られ苔の発生も多少ありメンテナンスが推奨される状況ではありましたが、今すぐに雨漏りに繋がってしまう様な緊急性のある症状は見られませんでした。
棟板金の確認も行いました。棟板金は屋根の中で多く指摘を受ける部分です。よく見られる症状としては板金の捲れや釘の浮きが多くT様邸の棟板金にも捲れはありませんでしたが釘の浮きや抜けが複数箇所あり、板金の継ぎ目に施してあるシーリングにも劣化の症状が出ていました。T様邸は3階建てで立地的にも風通しの良い建物でしたので板金の固定が甘くなってしまうと強風などによる飛散のリスクが高まってしまいます。
上記の症状から工事のご提案としては、スレート破損部の部分的な葺き替え工事と併せて棟板金の交換工事のご提案をし工事をお任せ頂く運びとなりました。
施工開始
足場仮設
今回の工事は屋根での高所作業となりますので足場の仮設を行ってからの作業となります。T様邸の屋根は7寸勾配と急勾配の屋根になっており、急勾配での作業には職人や資材の落下防止の為に屋根足場と言われる急勾配施工用の足場が必要になりますので今回は、屋根足場の仮設も行っての作業となります。
既存屋根材・棟板金撤去
部分葺き替え工事を開始します。先ずは既存の棟板金と破損してしまっているスレート屋根材の撤去を行いました。貫板と呼ばれる棟板金の下地として使用されている木製の板は、経年劣化により表面に黒ずみが見られました。腐食等の症状は出ていませんが築20年程経過すると湿気等の水分の影響を受け貫板が劣化してしまいますので、築年数が経過した際にはメンテナンスが必要な部分になります。
既存の棟板金、葺き替えを行う範囲のスレート屋根材の撤去が完了しました。南面(写真左面)は3段目のスレートが破損していましたので3段の撤去を行い北面(写真右面)は1段目のスレートの破損でしたので1段分の撤去となります。防水紙には破れ等の劣化の症状は見られませんでしたので現段階では雨漏りの心配はありません。
新規屋根材設置
新たなスレート屋根材の設置を行います。部分的な葺き替え工事ですので使用する屋根材は既存と同質屋根材のケイミューのコロニアルグラッサ(ピュアブラック)を使用しました。棟際の施工でしたのでサイズを加工しながら納めていきました。
棟板金設置
屋根材の設置が完了となりましたので続いて棟板金の設置に移ります。棟板金の下地には樹脂製の貫板を使用しました。これまで木製の貫板が主流でしたが木製の貫板は湿気による劣化や釘穴からの水の侵入が原因で腐食を起こしてしまいますので、腐食に強い樹脂性の貫板の使用を行いました。貫板設置の際には、棟板金を当てがい間隔の調整を行い設置します。貫板の間隔が広すぎても板金が入りませんし狭すぎると板金との間に隙間が生じてしまい収まりが悪くなってしまうので注意が必要です。
貫板の設置が完了となりましたので貫板に板金を被せて行きます。既存の棟板金は釘により固定されていましたが釘で固定を行うと年数の経過と共に少しずつ抜けてきてしまいますので今回の施工ではビスでの固定を行いました。また、ビス穴からの水の侵入を防ぐ為にゴムパッキンの付いたビスを使用していますのでビス穴からの浸水の心配は御座いません。施工に使用した板金はガルバリウム鋼板製の板金を使用し色は既存の物と近しいモスグリーンをお選び頂きました。棟板金や屋根材には色が様々ありますので建物の雰囲気やバランスを見て色をお選びいただけます。
施工完了
施工が完了となりました。お客様にご確認頂き工事の仕上がりに大変満足して頂くことが出来ました。心配なされていたスレートの破損も修繕し、棟板金も以前より強度が強くなりましたので強風の際も安心してお過ごしいただけるようになりました。
私達「街の屋根やさん」では、引き続き新型コロナウイルスの感染対策を徹底して行っております。お困りの際はお気軽にご相談頂きたいと思います。
記事内に記載されている金額は2022年01月13日時点での費用となります。
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