鴨川市でセメント瓦屋根の漆喰劣化による雨漏り
更新日:2018年05月16日
鴨川市で雨漏りがあるとのご相談を頂き点検にお伺いしました。
築40年ほどのお住まいというこもあり、屋根の劣化状態は進行している状態でした、
大棟が大きくズレてしまい、漆喰の劣化が見られます。特に大棟と隅棟のつなぎ目のしっくいは剥がれ落ちてしまい、隙間が空いてしまっている状態でした。
防水紙の劣化や外壁の亀裂なども確認できることから、お住まいの雨漏り箇所は多岐にわたります。
点検の様子をご紹介します。
雨漏り箇所の確認のため、室内の様子を確認させていただくと天井には雨染みがくっきりと広がってしまっていました。
照明器具を取り付ける角型引掛シーリングのところに雨染みができてしまっていますので、漏電が心配で電気をつけるにもつけられないとお客様もご心配されていました。
直上の屋根の様子になりますが、大棟がズレて曲がってしまっています。棟を固定している漆喰が剥がれ落ち、中の泥がむき出しの状態です。
また、セメント瓦には色あせが見られます。釉薬瓦の場合ですと耐久年は50年とも60年とも言われていますが、セメント瓦の場合だとおよそ20年~30年と言われていて、定期的な塗装によるメンテナンスを行わなければなりません。
大棟と隅棟のつなぎ目の漆喰も剥がれてしまっています。
漆喰の剥がれから隙間ができてしまいここからも雨水が浸入してしまっているようでした。
また、お住まいの外壁にはクラックや亀裂の発生に多く確認できます。特に窓枠サッシの木部は腐り落ちてしまい一部が欠損している状態でした。
ここから雨水が浸入し、屋内へと水分を巻き込んでいる可能性は十分に考えられます。外壁にはチョーキング(白亜化)現象の発生も見られるため塗装の時期が来ていると言えるでしょう。
点検の結果、屋根は葺き替え工事、外壁は一部補修後、塗装工事を行った方が良いでしょう。
瓦屋根というと、耐久性に優れフリーメンテナンスだと思われる方も多いのですが、瓦の種類によってはスレート屋根などと同じように10年に一度を目安に塗装を行わなければならない瓦もございます。
特にセメント瓦などは、耐久性自体が20年~30年ほどになりますので見た目が釉薬瓦と似ているため、自宅の屋根瓦をセメント瓦ではなく釉薬瓦だと思っていたという方も多いです。
屋根は目に届きにくい分、劣化の状態にも気が付きにくく雨漏りなどの実害がでて初めて屋根の劣化状態に気がつくといった方も多いのです。
まずは瓦屋根の点検からお住まいの状態を確認してみるのが良いかもしれません。
ご相談は0120-989-74までお気軽にご相談ください。
記事内に記載されている金額は2018年05月16日時点での費用となります。
街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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