墨田区で屋根の破風板と鼻隠しの塗装を実施
更新日:2016年01月16日
墨田区のお客様より外壁と屋根塗装に合わせて破風板と鼻隠しの塗装もご依頼いただきましたので、本日は施工の様子をご紹介いたします。
当ブログのタイトルにもなっている破風板と鼻隠しですが、どちらもあまり馴染みの無い言葉です。お住まいのリフォームをした経験がある方は、お見積書などにこれらの言葉が入っていて疑問に感じたことがあるかもしれません。
鼻隠しと破風板は左写真のように屋根の一部の名称です。ちなみに破風板とは屋根の下に風雨が吹き込むのを防ぐとともに、紫外線からの保護といった役割があります。それに対して鼻隠しは軒先の板部分をいいます。お住まいによっては破風板も鼻隠しも同じ部材を使って作られているので、どっちがどっちなのかわかりにくいですが、鼻隠しは雨樋が付いているということが大きな違いです。
塗装をする上では事前に汚れを除去するために高圧洗浄を行います(右写真)。年数がかなり経っている木造の場合は破風板や鼻隠しといった部分は弱くなっていることがあるので、高圧洗浄の水圧を調整しながら洗浄します。
高圧洗浄が終わると、続いてケレンを行います。研磨用のたわしなどを使って古い塗膜の毛羽立ちを除去して下地を整えます(左写真)。ケレンを行わずに塗装をすると塗料と下地が密着しずらく、数年で簡単に剥がれてしまったりすることがありますので、長持ちする塗膜にするためにはとても重要な作業になります。ケレンが終わってようやく塗装に入ります。塗装は下塗り(右写真)、中塗り、上塗りの3回塗りです。
左写真は鼻隠しの下塗りが終わったところです。この状態からさらに重ね塗りを行い(右写真)しっかりと厚みのある塗膜にしていきます。塗料は紫外線からの保護であったり、防水、防藻など様々な機能を有していますが、その機能を十分発揮させるためにも重ね塗りを行う必要があります。業者によってはこの重ね塗りの回数を減らしたり、塗料を規定よりも薄めて使うなどで費用を下げているところがあるようです。しかし、それでは塗装後の見た目的には問題ないかもしれませんが、年数が経った時の変化に大きな違いが現れるのです。当然規定通りの手順で行っていない塗膜は劣化が早く長持ちしないため、せっかく塗装をしても数年で再びメンテナンスをしなければならなくなります。そうならないためにもお見積りや工事の工程をしっかり説明でき、そのうえで納得できる業者を選ぶことがリフォーム工事を成功させるポイントといえるでしょう。
記事内に記載されている金額は2016年01月16日時点での費用となります。
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