更新日:2015年8月15日
天井から雨漏りがある、屋根の一部が飛んでしまった!そういった場合、屋根の修理業者に依頼して修理の見積もりを取ると言った流れが一般的だと思われます。
業者からの見積もりや説明を受けた際に、業者が何を言っているのかがわからない!なんてことありませんか?
例えば、「天井から雨漏りしているんです」とお問い合わせをした際に、
「パッと見た感じだと屋根材がかなり傷んでますね。防水シートが傷んでいないか見てみましょう。もしかしたら野地板も傷んでいる可能性がありますね」・・・何をこの業者は言っているのだろう?そう、思いませんか?
お客様にとってはお住まいの屋根を修理するのは初めての経験で、屋根についての構造なんて全くわからない!という方が多いと思います。
しかし、業者は毎日のようにお住まいの点検を行っているために、ついつい専門用語を使っての説明が多くなりがちです。また、悪徳業者が訪れた際には「何の知識もないから騙しやすいぞ」と舐められてしまうこともあるやもしれません。
そこで本日は屋根の基本的な構造についてみていきたいと思います。
屋根の構造は下から順に、屋根の骨組みとなる【垂木】、下地の【野地板】、下葺き剤の【防水紙】、仕上げ材の【屋根材(瓦、スレート、金属など)】の順番に並んでいます。
屋根を構成する主な要素は、下地剤である野地板、防水のための防水紙、一番上に葺かれている仕上げ材(瓦、スレート、金属など)の3つです。
屋根を構成する3つのうちのどれか1つでも欠けている箇所があれば、正常な屋根とは呼べません。
図を参考に見てみると、先ほどの業者が「パッと見た感じだと屋根材がかなり傷んでますね。防水シートが傷んでいないか見てみましょう。もしかしたら野地板も傷んでいる可能性がありますね」この言葉の意味もなんとなく解ってくるかと思います。
つまり、屋根の3つの要素であるすべて傷んでいしまっている可能性があるということです。屋根の役割を果たせず、結果として雨漏りを引き起こしてしまっているのであれば葺き替え工事が必要になってくるでしょう。
どの部分の修理が必要で、どのような状態になっているかを業者からの説明で正しく判断しやすいように、各部の名称などをご紹介させていただきました。
業者の言いなりに工事を進めるのではなく、お住まいについての状態をよりよく知って、ベストな工事、ベストな修理をご自身で見極めることができれば悪徳業者や優良業者を判断することもできます。
当店ではお客様の疑問や不安を残さぬように最善のご提案をするように、心がけております。
お気軽に120-989-742までご相談ください。