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実は意味があった!なぜ住宅の屋根は三角形なのか?
更新日:2015年6月15日
最近ではデザイン性の優れた陸屋根の住宅なども目立ちますが、やはり屋根と言えば三角形ですよね。
しかし、なぜ屋根は三角形の形が多いのでしょうか?
私自身はあまり深く考えたこともなく、【まぁ、屋根は三角形だよね】と生まれてきてからとくに何の疑問も抱くことなく生活してきたのですが、実は屋根が三角形に設計されている理由があったのです。
雨水をうまく排水するためには勾配が必要です。一般的にはその勾配が強いほど水キレがよく、雨漏りのリスクが軽減します。逆に勾配がゆるやかになればなるほど雨漏りのリスクは高まるのです。
各屋根材により、勾配に対する許容値が定められています。例えば、瓦屋根は重いのであまり急こう配の屋根に拭いてしまうと、外れて落ちてしまうことが考えられます。ゆるやかな勾配の場合も水キレの観点から使える屋根材は限られてきます。勾配が少ない場合、防水性の高い金属屋根が使われることがほとんどです。
さらに、外壁から張り出している屋根部分を軒天と呼びますが、この軒天が広いほど外壁に日が当たりにくくなり雨の係る面積を少なくできるため、外壁の寿命をある程度長くすることが出来ます。しかしあまり広すぎると屋根の重量がかさんでしまうので、耐震性が難点となります。
住宅屋根が三角形の理由はお住まいを守るための合理的な形だったということがわかりました。
もちろん陸屋根のメリットもありますが、私自身が今まで当たり前のようになんとなく屋根は三角形だと思っていたことに意味があり少し驚きました。
屋根のことでお困りのことなどがございましたら、フリーダイヤル0120-989-742までお気軽にお問い合わせ下さい。
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