足立区扇にて漆喰の劣化が進行している建物の屋根を調査、部分的な漆喰の剥がれを確認
更新日:2021年06月26日
足立区扇にて築年数が経過したお建物の瓦屋根の調査を行いました。現地調査の際に確認できた劣化の症状や注意点をご紹介致します。
瓦屋根調査
こちらのお客様は瓦の漆喰の劣化シているのが気になり弊社にお問い合わせを頂きました。地上からでは部分的にしか確認出来なかったと思われますので、屋根に登り全体的な状況を確認しご報告を行います。
屋根全体を大まかに見る限りこの時点では大きな損壊等は見られませんでした。左の写真中央の棟と言われる部分は築年数が経過している建て物ですと左右に歪んでしまっているケースが多く見られますが、こちらの棟大きなゆがみもありません。棟を良く確認すると冠瓦とのし瓦を結んでいる針金が切れて無くなってしまっている部分がありました。古い建物の多くは、冠瓦はこの針金で固定されているだけになるので切れや緩みがあると地震や強風の際にズレて落下してしまう可能性がありました。
こちらの写真は、棟の分かれ目部分の写真になります。このような分岐点は瓦を加工しなるべく隙間をなくした上で隙間部分を漆喰で塞ぐ形になりますが、上部の漆喰が劣化による剥がれで無くなってしまっていました。下り棟の水上側でしたので、ここから浸水するとここの棟1本全体に影響を与えてしまいますので、早めに塞ぐのが良いと思います。
棟違いになっている部分では、のし瓦が1枚大きく外側にズレてしまい抜け落ちて落下してしまう可能性がありました。その他にも漆喰の劣化は各所にあり場所により症状は様々でしたが、剥離や割れが確認できました。
今後の事を考え長く住まわれるようでしたら、屋根のメンテナンは避けては通れない状況です。最低限の工事としては漆喰の詰め直し、より安心な工事としては棟の取り直しになります。今後を長い目で見て頂き工事のご検討をしてい頂きたいと思います。
私達「街の屋根やさん」では、お客様のお建物に訪問させていただく際は新型コロナウイルスの感染対策を確実に行い訪問させて頂いております。お建物に気になる点がある場合にはお気軽にお問い合わせを頂きたいと思います。
記事内に記載されている金額は2021年06月26日時点での費用となります。
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