【お問い合わせのきっかけ】

ビフォーアフター

【点検の様子】
これまでに何度か屋根塗装したスレート(コロニアル・カラーベスト)屋根です。

ご覧になれば分かるとおり、屋根全面苔が生えています。これだけ苔が生えているとスレートが寿命ということも多いのですが、過去の屋根塗装がしっかりと施工されていたようで、反りなどは見当たりません。ただ、棟板金はところどころ釘が抜けかけており、こちらは交換が必要です。
棟板金には間違った施工がされていました。雨の影響を少なくするため、釘は横面に打つのが基本です。何故か真上から打たれています。コーキングされているとはいえ、雨水の浸入リスクが高まります。 スレート材とスレート材の重なり部分は縁切りされており、隙間がありました。こちらもスレート材の寿命を延ばすことになったのでしょう。
写真では分かりにくいのですが、外壁にはまだ艶があり、防水性能は衰えていないようです。これなら数年は持ちそうです。それより問題なのが雨戸でした。明らかに色褪せており、塗膜の寿命間近です。こちらは塗装してあげた方がよいでしょう。

【カラーシミュレーション】
外壁だけでなく、屋根塗装の際もカラーシミュレーションをお試しください。

外壁塗装ですとカラーシミュレーションを行うお客様は多いのですが、屋根塗装ですと見えにくいためか少なくなります。ご自宅の屋根が良く見えるというロケーションにお住まいの方はぜひ、お試しください。 左はこれまでのお住まいで、右は屋根をスカイブルーにしてみました。
左は屋根をマルーンにしております。右はジェノバブラウンです。両方とも雨樋をブラウンで仕上げております。今回はジェノバブラウンをお選びいただきました。

【足場架設・高圧洗浄】
高所作業なので足場を架設し、その後に高圧洗浄します。

左写真は足場架設後のお住まいの様子です。外から見ると内部の様子は分かりませんが、逆に言えば工事で出た埃などを外部に飛散させないことになります。 右写真は高圧洗浄の様子です。屋根の左面と右面を較べてください。左面は高圧洗浄後で苔などの汚れが洗い流されていることが分かります。

【棟板金交換】
固定力が弱まってきた棟板金を交換します。

まず、これまでの棟板金と貫板を撤去し、清掃します。その後、新しい貫板を屋根に取り付け、その上に棟板金を固定していきます。各棟によって長さが違うので、貫板も棟板金もそれに合わせて加工しています。
棟板金の継ぎ目部分にはコーキングを施し、雨水の浸入を防ぎます。各部分のコーキングが完了したら、棟板金交換工事の完了です。

【屋根塗装】
ファインシリコンベストで屋根を塗装します。

屋根塗装も、外壁塗装も、基本的に3回以上の塗りを重ねます。まずは下塗りです。この工程はこの後に行う中塗りの塗料の密着性を上げるために行います。 下塗り後、縁切りを確実なものにするため、タスペーサーを挿入します。適度な隙間をつくり、雨水の通り道を作るのです。
続いて、中塗り、上塗りの重ね塗りを行います。塗装前の面影がどんどん消えていく工程です。 上塗りが終わったら、屋根塗装は終了です。施工前と見違えた屋根になれました。

【細部の塗装】
軒天、雨樋、破風、雨戸の塗装もご依頼いただきました。

軒天のケレンの様子です。弱くなった塗膜を剥がし落としてから、塗装します。これまでと同じホワイトで塗装しました。
破風板も弱くなった塗膜を削り落としてから塗装を行います。破風板は屋根に近いブラウンで仕上げております。雨樋も同じ色で塗装しました。
雨戸の塗装も最初にケレンを行います。ケレンは古い塗膜を取り除くだけでなく、表面に細かな傷をつけることにより、塗料を付きやすくさせるはたらきもあります。表面が波状になっているので、丁寧な作業が必要です。
平らな形状ではないので、吹き付け塗装を行います。塗りを重ねて仕上がったのが上の写真です。雨樋にも艶が戻りました。

【工事完了後】

		お住まいの寿命の大半は屋根で決まると言われています。本来、一番大事にされなければ屋根が「見えづらい」という理由のため、放置されてしまうのは悲しいことです。異変を感じた時はほぼ何かのトラブルが発生しているので、築年数を考えた上でそうなる前に点検してあげましょう。慣れてない方が屋根にのぼるのは危険ですので、街の屋根やさんにお任せください。調査、点検、お見積もりは無料で承っております。
破風板や雨樋もお住まいの寿命を決める大切な部分です。破風板は傷みやすい上に木製のことが多いため、塗装が剥がれてしまうと雨水を吸い、腐食してしまいます。雨樋は屋根への降雨を速やかに排水する役割を担っているので、外れたり、傾いたりすれば、雨水が外装のいたるところを伝うことになります。水分や湿気はいうまでもなくお住まいの大敵です。樹脂製の雨樋は古くなってくると硬化してくるので、割れやすくなったり、外れやすくなったりします。定期的な塗装で、それを防ぎましょう。街の屋根やさんではお住まいのメンテナンスに関する相談を承っております。もちろん、無料ですのでお気軽にお問い合わせください。

　記事内に記載されている金額は2020年08月26日時点での費用となります。
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