大田区｜屋根が劣化してますよ！の一言で心配になりました
更新日：2014年12月22日
大田区のお客様からお問い合わせがありました。
『お宅の屋根は、古くて傷んでいるからすぐに直さないと大変な事になるよ！』と、突然訪問してきた業者に、屋根にも登っていないのに言われたそうです。どこが悪いのか聞いても、『とにかく直ぐに直さないと』の一点張りだったそうです。しかも、近くで工事中でもう直ぐ足場を解体するから、直ぐに契約すれば足場代は要らないから、今契約してくれ！だそうです。
皆さんどう思いますか？
具体的な調査もせずに契約だけを急がせる、悪徳業者の典型です。この様に言われたお客様から、心配になってお問い合わせを頂きました。
実際に屋根がどんな状態なのか、お客様の不安を解消するためにも、早速調査してみましょう。
屋根の状態です。スレート葺きの屋根で、塗膜が劣化して剥がれているのが分かります。黄色くなっているのはコケで、棟板金のサビも目立ちます。
下地の貫板が劣化しているので、釘が全く効いておらず、風が少し強かったのですが、パカパカと浮いてしまう位でした。放っておけば飛んでしまう様な状態です。
塗膜の劣化状態は、重度の症状です。スレート表面の塗膜だけではなく、アスベストを含む基盤も削れていました。白い部分が剥き出しになったアスベストです。
反りの状態も酷く、歩くと割れてしまうくらいでした。スレートの状態は非常に悪いのですが、野地板は屋根上と小屋裏から調査した限り、全く問題ありません。
今回のご提案は、既存の屋根の上に金属製の屋根を載せるカバー工事です。撤去工事が有りませんので、アスベストの飛散もなくコストも掛からない、環境にも優しい工事です。
結果的に、訪問業者が言っている事はあたっていましたが、この様にパラペットが立ち上がっていて、道路から屋根の状態は全く分かりません。
屋根にも登らずに不具合をしてきする業者には、皆さん注意しましょう。
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記事内に記載されている金額は2014年12月22日時点での費用となります。
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