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ビフォーアフター

長南町長南の築浅住宅にて防鳥対策工事を実施

　

　調査にお伺いしたのはまだ築数年の非常に綺麗なお住まいです。煉瓦とモルタルで仕上げられた洋風住宅で、屋根材も塗装メンテナンスの必要性がない陶器瓦が使用されていました。恐らく建築費用は掛かったかと思いますが、今後のメンテナンスコストはかなり抑えられる非常に贅沢なお住まいです。

　しかし生活をしてしばらく経つとお住まいに鳥が寄り、バルコニーや敷地内に鳥の糞が目立つようになったようです。実際屋根を調査しているときにも鳥の糞が瓦に付着しており、綺麗な瓦だけに目立ってしまっていました。

　以前は森や公園等で生活していた鳥ですが、害獣から身を守るため・隠れ蓑が減少したことを理由に、住宅に巣を作るようになることが増えました。特に多いご相談は凸凹の大きい和形やS形の瓦屋根で「軒先の隙間から入り込んで瓦の下部で生活している」というものです。凸凹の間には軒先面戸と言われるプラスチック製の小さな壁を設けるのですが、劣化によって外れてしまったり破損してしまうことで鳥も侵入する機会が多くなります。

　

　ちなみに今回は凹凸の無い平板ですので鳥が瓦内部に入ることは出来ませんが、雨樋には鳥よけシートが取り付けられていました。他にもスパイクと呼ばれる針状のシートや、鳥が雨樋に止まらないようにテグスを張ったり落ち葉除けネット等様々な対策方法があります。しかしどのように対策をしても年々鳥が攻略していくというお住まいも少なくありません。

　では実際に鳥がお住まいに巣を作るとどのような被害が生じるのかをご紹介したいと思います。まずはやはり鳴き声や糞ですね。せっかくの洗濯物が汚れてしまったり車が糞だらけというお住まいも少なくありません。また屋根内部や小屋裏に巣を作られると羽をばたつかせる音や鳴き声によって想像以上のストレスを感じられるそうです。小屋裏に糞尿をされてしまうと臭いやカビ等も発生し衛生面も悪くなってしまいます。鳥を直ぐにでも追い払いたい、しかし卵や雛がいると【鳥獣保護法】により巣立ちまで移動させられなくなってしまいます。そのためまずは鳥が寄らないよう、またはお住まいに入り込まないような対策を行わなければなりません。

　

　では今回どこに問題があったのかと言いますと屋根に取り付けられた太陽光パネルと瓦の間です。太陽光パネルが糞だらけになってしまいますと発電性能も落ち、生活全体に影響が出てしまいますので、鳥が入りこんで生活をすることがないようネットを隙間に敷き詰めました。このままでは強風で外れてしまいますので、パネルの架台に針金を使用してしっかり固定を行いました。非常に簡単な対策ではありますが、屋根は滑りやすく大変危険です。パネルも踏んでしまうとひび割れや故障を起こす原因になってしまいますのでしっかり屋根の専門業者に相談し対策を行っていくようにしましょう。

工事を終えて

　ネットの取付によって鳥が内部に入り込めない、つまり住宅に寄りつく機会を減らすことができました。スズメ等の小さな鳥はわずかな隙間でも入り込むことが出来るようです。そのため面戸が壊れていないか隙間が出来ていないかを定期的に確認し、チェックしていきましょう。街の屋根やさんでは屋根や雨樋点検、屋根外壁塗装メンテナンスの見積もり等も承っておりますので鳥対策や補修・メンテナンスをご検討中の方はお気軽にご相談ください。

　記事内に記載されている金額は2020年09月24日時点での費用となります。
　街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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