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相模原市南区にて築32年の木製化粧板を活かした外壁塗装工事を施工しました
【お問い合わせのきっかけ】

担当:高田
築32年を迎えた建物で、外観には木製化粧板が取り付けられていました。
部分的に腐食が見られる状態でしたが、お客様の強いご要望により、既存の化粧板をできる限り活かす方針で対応しております。
化粧板をすべて交換すると大きな費用負担につながるため、傷みの進んだ箇所は交換し、それ以外の部分は板金で補強しながら仕上げました。
必要な部分に的確な処置を施すことで、費用を抑えつつ外観を整え、落ち着いた印象に仕上げています。
築32年を迎えた建物で、外観には木製化粧板が取り付けられていました。
部分的に腐食が見られる状態でしたが、お客様の強いご要望により、既存の化粧板をできる限り活かす方針で対応しております。
化粧板をすべて交換すると大きな費用負担につながるため、傷みの進んだ箇所は交換し、それ以外の部分は板金で補強しながら仕上げました。
必要な部分に的確な処置を施すことで、費用を抑えつつ外観を整え、落ち着いた印象に仕上げています。

担当:高田
ビフォーアフター
基本情報

- 施工内容:外壁塗装 足場
- 施工期間:18日間
- 築年数:32年
- 施工費用:140万円
- 平米数:外壁128㎡,木製化粧板224.4㎡
- 使用材料:パーフェクトトップ,IPグロス破風羽目板用ウレタン,IP水性メタルコートSi,ファインSi
外壁に設置されている化粧板は、縦方向と横方向の両方に配置されています。
化粧板だけでなく、窓枠・軒天・破風・鼻隠しなども木材で構成されており、経年による影響が出やすい仕様となっています。
玄関前の柱については、鉄骨の周囲に化粧板を巻いて仕上げられている構造です。
しかし、基礎部分のコンクリートと直接接しているため、その接触部から徐々に腐食が進行している状況でした。
化粧板の縦材と横材が交差する箇所では、腐食が進行し、内部まで見えてしまう状態になっていました。
このレベルまで損傷すると補修での対応は難しく、交換が最適な判断となります。
もちろん、腐食部分のみを切り取って入れ替える方法もあります。
ですが、塗装後の艶の差が気になる可能性があるため、お客様のご希望により縦材1本を丸ごと取り替える方針となりました。
こちらは基礎の上端に沿って配置されている化粧板ですが、非常に劣化が進行しています。
基礎の上に水切り、その上に化粧板、さらに上部にも水切りがあり、わずか190mmの範囲に複数の部材が重なる複雑な構造となっています。
この箇所については、下側の水切りからガルバリウム鋼板を立ち上げ、上側の水切りの下端へ差し込む形で化粧板全体を覆う施工方法で進める事となりました。
外壁の塗膜を指で軽くなぞると、白い粉が付着する状態になっていました。
これは「チョーキング」と呼ばれ、塗り替えの必要性を示すサインです。
既存の塗膜は保護性能が低下しており、外壁を十分に守れない状態といえます。
また、化粧板と外壁の取り合い部分には隙間が発生しており、この箇所にも塗膜の劣化が確認されました。
細部にも傷みが広がっているため、適切な処置が求められる状況です。
既存の化粧板のうち、腐食が進んでいた部分のみを撤去しています。
幸い、外壁側には損傷が見られず、構造的な問題はありませんでした。
撤去した箇所には新しい化粧板を順に取り付けていきます。
コーナー部に取り付ける化粧板は角が立つため、仕上がりを整える目的で角を削る「面取り」を施しました。
こうすることで、見た目の印象がやわらぎ、周囲との馴染みも良くなります。
化粧板と外壁の取り合いにはシール材を充填し、縁を整えていきます。
これにより、わずかな隙間も解消され、塗装時のラインが美しく仕上がりやすくなります。
続いて、化粧板に下塗りを進めます。
下塗りには「IP破風用フィラー」を使用し、上塗りが安定して密着するよう土台を整えていきます。
打ち付けた釘の頭は、そのままでは段差が生じるため、パテで埋めて表面を整えます。
水切りは既存のものを引き続き使用する方針とし、耐久性を確保するために錆止め塗料を塗布しています。
下塗りには「1液ハイポンファインデクロ」を採用し、金属部の防錆性を高めながら下地を安定させました。
玄関柱に取り付けられていた化粧板を撤去し、露出した鉄骨の腐食部分をケレン作業で整えていきます。
下地の状態を安定させたうえで、鉄骨全体に錆止め塗料「1液ハイポンファインデクロ」を塗布し、耐久性を高めました。
化粧板には「IPグロス破風羽目板用ウレタン」を2回塗布します。
この塗料は、紫外線による塗膜の劣化を抑えつつ、高い耐候性を発揮する点がメリットです。
さらに、木材の伸縮をしなやかにする性質を持ち、伸縮によって塗膜が割れたり剥がれたりするリスクを抑えることができます。
こちらは軒天の作業工程(塗装)です。
表面を軽く研磨して密着性を高める「目荒らし」を行い、その上から下塗りとして「IP含浸シーラー」を塗布していきます。
下地の吸い込みを抑え、仕上げ塗料が均一に乗るよう整えていきます。
軒天は中塗りを終え、現在は上塗りの工程を進めています。
上塗りには「IPメタルコートSi」を採用しました。
商品名に「メタル」とありますが、密着性が非常に高く、金属だけでなく木材にも使用できる塗料です。
霧除け庇については、まずケレンで表面を整え、その後「1液ハイポンファインデクロ」で防錆(ぼうせい)処理を施しました。
下地を安定させたうえで、「ファインSi」を2回塗り重ね、仕上がりと耐久性を整えています。
また、同じ工程で外壁との取り合い部分も塗装し、全体的に綺麗な仕上がりになっています。
外壁は高圧洗浄を終えた後、十分に乾燥させ、下塗りの工程へ進みます。
下塗りには「パーフェクトフィラー」を使用し、細かなひびや凹凸を埋めながら、上塗りが均一に仕上がるよう土台を整えていきます。
下塗りの乾燥時間を十分確保し、次に中塗り作業です。
中塗りを丁寧に行うことで、最終的な艶の出方が安定し、仕上がりの質にも大きく影響します。
続いて、中塗りが乾燥したら、上塗り作業へ移ります。
こちらは仕上げの工程となるため、色ムラや塗り残しがないか細かく確認しながら塗布し、全体の質感を整えていきます。
外観は木の質感を残し、既存のデザインを大切にしながら進めたメンテナンス工事でした。
築32年ということもあり、木材には腐食や傷みが多く見られましたが、一つひとつ状態を確認しつつ整えることで、落ち着いた雰囲気のまま美しく仕上げられました。
「頼んで良かった」とのお言葉を頂戴し、現場に携わった者として大きな励みになりました。
この度はご依頼いただき、心より感謝申し上げます。
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