足立区のセメント瓦屋根からの雨漏り調査に伺いました
更新日:2016年06月09日
朝からどんよりとした天気で梅雨入りをひしひしと実感いたします今日この頃です。雨も小雨ですが降ったりやんだり。しばらくはこんな天気が続きますね。今日は幸い午後から雨も上がったので足立区のお客様の雨漏り調査にお伺いさせていただきました。築年数は40年ほど、木造二階建ての店舗を兼ねたセメント瓦の建物です。どのような状況なのか?と言ったところから調査に入らせていただきます。過去にも数度、小規模な雨漏り補修は行ってきたものの数カ月で再発してしまう。とのお悩みもうかがうことが出来ました。雨漏りも状況と箇所によっては部分的な補修でおさまることももちろんあり得ます。ではいったいどこが雨漏りしているのでしょうか?というのを伺ってみますと家屋の大部分で雨漏りが発生しているようでした。屋根はセメント瓦葺きです。瓦の割れが有ったりすれば年数的にも雨漏りの発生する可能性はとても高くなります。まずは室内の状況からご案内していただきました。
室内の状況は天井板が剥がれてしまうほどの雨漏りが発生していました。タライを置くほどですのでかなりの量が入ってしまうのでしょう。
室内の雨漏りに対比する部分の屋根の上の状況です。店舗を兼ねていらっしゃるとの事で店舗入口側にはパラペットという立ち上がりがあります。一番上の写真の室内の雨漏りはパラペットの谷の部分で発生している可能性が高そうです。事実谷の板金とセメント瓦の部分はとても板金の入り込みが少なく雨の量が少し増えれば瓦側に流入してしまうほどです。瓦の色がところどころ違っているのは前述した小規模補修の跡だそうです。どのような工事を行ったのかは不明ですが、雨漏りを止めるのであれば瓦を交換しなくてもよさそうなもので、下葺きの防水紙がどのようになっているかが問題です。パラペット側の棟の下にも不自然に防水紙が入れられています。
そのほか室内も写真おような雨染みが部屋の隅側だけでなく、いたるところで発生している形跡を見ることが出来ました。
屋根の上には瓦の割れなど目だったものは有りません。瓦を数枚外してみると、下葺きは杉皮のとんとんが敷かれていました。その下には野地板の感触もあります。この瓦を野地板に釘止めしてあるはずなのですが、実際はすんなりと抜けてきてしまう状態でした。このことより防水紙の役割を果たす杉皮のとんとんが経年劣化にて防水性能を失い(破けたりしてしまって)さらに下の野地板も痛みが進んで釘を止めている穴からの浸水が発生したのではないか、と推測されました。これだけの多箇所での雨漏りは部分的に修復を行うことは非常に難しい事となってしまいます。費用は掛かりますが大きな安心のためにもお客様には軽量金属屋根材への葺き替えをお奨め致しました。
記事内に記載されている金額は2016年06月09日時点での費用となります。
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