更新日：2016年06月08日

本日ご紹介いたしますのは市原市で行った屋根カバー工法前の調査です。屋根カバー工法とは既存の屋根の上に新しく屋根を作る工事です。当然今の屋根の上にあるものは邪魔になってしまうので撤去が必要ですが、今回のお住まいでは太陽光パネルが付いているのでお施主様はその点を気にされておりました。まずは現地調査を行いどのように工事を進めるのか検討をしたいと思います。

こちらがこれから調査を行う屋根です。南側の屋根はほとんど太陽光パネルで埋まっています。屋根自体の劣化具合から太陽光パネルは後付けされたものでしょう。本来であれば屋根のメンテナンスをした上で太陽光パネルを設置することが望ましいのですが、設置業者の中にはそこまで屋根のことに詳しくない業者もいるため、設置後、数年で屋根のリフォームが必要になり太陽光パネルが邪魔になってしまう場合があります。

北側の屋根です。塗膜が劣化して屋根全体が色褪せしています。塗装によるメンテナンスも可能な範囲ですが、今回塗装をしても次の塗装時期に再度太陽光パネルの撤去が必要になるなら、今のタイミングでしっかりリフォームしておくという選択もありでしょう。右写真は太陽光パネルの設置時に同時に工事を行ったアンテナの設置用ワイヤーです。ワイヤーはそこまで年数が経っていないようですので、太陽光パネルを設置してからもそれほど年月が経っているわけではなさそうです。

今回の調査ではお施主様のご要望通り、屋根カバー工法をご提案させていただきました。また、太陽光パネルは一旦取り外し、屋根カバー工法を行った後再度取り付けるという流れになります。

■温水器の撤去

こちらは別のお住まいで行った工事ですが、今回の調査したお住まいと同様に温水器の撤去が必要な工事になりました。
クレーン車を使って屋根から地上に温水器を下ろします（左写真）。撤去した後、パネルの下は湿気によってかなり屋根材が傷んでいました（右写真）。温水器が設置されている箇所はどうしても水分の滞留時間が長くなるので、太陽光パネルも同様に設置する前にはしっかりとメンテナンスをしておくことが大事だと分かりますね。
こちらの工事の様子はブログでも紹介しておりますので、合わせてご覧ください。千葉県君津市｜スレート屋根の温水器を外したら