更新日：2016年10月27日

工場のトイレの改装工事を着工いたしました。限られたスペースに男女便器をそれぞれ設置する工事です。元々一か所のスペースに、大便器、小便器一台ずつ有り更に清掃用流しもありました。お客様の会社は女性の方が多く、パーテンションでしか区切られていない為、個室トイレを希望とのことです。毎日社員さんが清掃活動をしているので、とても清潔感があります。

パーテンションでしか区切られていないと、何か落ち着きませんよね。便器は少々古いタイプのです。一昔前の便器はスペースも現在の便器より大きく、タンクも水の流す量が多かったです。その為、トイレタンクが大きくスペースも狭くなってしまいます。現在のトイレは省エネ志向が高まり、競うように各メーカーさんが色々な商品をお出ししています。現在は小さな節水型が多く、スペースも取りやすくなりました。

解体が始まり、全てのパーテンションや洗面器などを解体いたしました。トイレのアレンジをするにあたり、取れる備品は全て解体し、新設いたします。その中でもトイレの配管位置が違うので埋設してある箇所を掘り出して新設し、新しい場所へ移設いたしました。

今までは、狭いスペースで3区画に分かれていた所を、二室の間取りへと、変更いたします。構造体への影響が無い為、柱などはいりません。間柱等だけで済みます。数センチでも多くの空間を取るため、薄壁に軸組致しました。数センチの違いがこの様な限られたスペースのリフォームでは大切です。人間は、普段見慣れた空間で広いか・狭いかを判断してしまうので、少しでも狭いと圧迫感を感じてしまいます。大袈裟かもしれませんが、数センチが命取りになってしまうリフォームなのです。ほとんどのリフォームで使われているレーザー水平器で建てるので、全てを垂直に揃えることができます。寸法の見間違えなどの心配がなくなり、後々の作業が確実になるのでスピードアップにつながります。昔に較べると施工も進化しました。