更新日：2015年11月09日

１階の天井部分より広範囲に雨染みがあるとご相談を受け、点検へお伺いしました。室内を確認させて頂くと大きな雨染みがちらほらと確認できます。
屋根はトタン屋根で葺かれており、劣化の進行具合からトタン屋根の寿命が来ていると判断ができました。また、軒天にも雨染みが出来ており下地材である防水紙や野地板にも雨水が浸入していると思われる状態でしたので、
今回は屋根の葺き替え工事と軒天の張り替え工事をご提案させていただきました。

本日はその中で行われた、軒天の張替え工事にスポットをあててご紹介したいと思います。

雨漏りか湿気を吸い込み、雨染みが出来てしまっている軒天はところどころでベニヤが剥がれてしまっているのが確認できました。
そもそも、軒天とは軒裏とよばれることもあり、屋根が外壁から外側に出ている部分を軒、天井のことを軒天と呼びます。軒の役割は外壁に雨風が直接さらされないように作られている部分です。
雨漏りの原因として屋根の異常を考えるお客様は多いのですが、実は外壁からの雨漏りも多いのです。
軒がしっかりとしていれば外壁にかかる雨水をガードして汚れにくくするほかに、外壁による雨漏りも防ぐことが出来る重要な役割を持った部分になりますので、しっかりとメンテナンスを行わねければなりません。

　
まずは、既存の傷んでしまった軒天のベニヤを撤去していきます。

既存のベニヤを撤去してみると、野地板に大きな穴が開いてしまっていました。下地材もきちんと整えたうえで新しい化粧板を張っていきます。その後、きちんとコーキング処理をしたのちに張り替えの完了となります。
軒天はパッと見ただけでは目立つこともなく、多少の痛みは気にならないといった気もしますが、軒天がなければ構造体が丸見えになってしまいお世辞にも綺麗な家とは言えません。
また、屋根工事や塗装工事を行う際に足場をかける為、一緒に修理をしたり塗装を行うお客様が多い個所でもあります。

もちろん、当店では軒天のみの修理も承っています。軒天の修理に関するご相談は0120-989-742までお気軽にご相談ください。