市川市|ベランダ防水で改善しない雨漏りを瓦一部葺き直し工事で補修
【お問い合わせのきっかけ】
ビフォーアフター
基本情報
- 施工内容:漆喰取り直し 屋根葺き直し
市川市の2階建て住宅、1階和室の雨漏りという事で今回は下屋の瓦を中心に見ていきました。瓦での雨漏りは瓦自体のズレ・割れ、漆喰の剥がれ・泥の露出、防水紙の破れなど原因が様々です。
もちろんベランダ面の可能性も0%ではない事をしっかり念頭に入れて調査です。
和室の天井には広範囲に渡って雨漏りが起きています。やはり2.3年前と同じ場所からなのか、天井には黒い雨染みが残っていて長期間そのままの状態で放置されていたように見えます。雨漏りを放置することによりもたらす被害は様々です。
目に見える程の雨漏りの被害が出て来ている場合は家屋に対し何かしらの悪影響を及ぼしている可能性が非常に高いです。天井からの雨漏りにしろ、壁からの雨漏りにしろすぐに雨漏りを起こし、すぐに気づくことが出来るわけではありません。
押入れの天井に黒い染みとカビが発生しております。雨漏りによる被害で一番深刻なものになるのは木造部分の腐食です。たとえ最初が軽度の腐食だったとしても天井裏で太陽光も浴びることなく湿気がこもった状態で長時間続くと腐食は順調に進行していきます。
ベランダの笠木も怪しい所です。鉄部が錆びることによって腐食してしまうと穴が開き雨水は簡単に入り込んでしまいます。鉄部は腐食する前に塗装で表面の保護を行う事が大変重要ですが、怠ってしまうと想像以上に費用の掛かる補修工事に発展してしまいます。
下屋根と壁の取り合い部分ですが、このような細い隙間にゴミなどが溜まると瓦部への浸水が起こってしまいます。取り合い部には板金が設置されていますが、隙間があると同様に雨水は少しずつでも着実に進行していきます。
瓦を剥がし防水紙の確認を行います。瓦自体が40年以上持つと言っても防水紙や瓦桟は劣化してしまいます。そもそも屋根材の役割は外観をよくする為と直接雨を侵入させない事です。屋根材が完全に雨の侵入を防いでいるわけではなく滑り台の様に雨を流すことしかしません。
見えにくくあまり気にしているお客様も少ないとは思いますが、実は一番大切な防水紙、雨漏りの際には一番に疑う場所です。
あとは漆喰です。漆喰が経年劣化によって剥がれることで内部の泥は露出し、雨水を吸い込みやすくさせます。そうすることで瓦の並びに影響を及ぼし、雨漏りを起こしやすくなる屋根に進行してしまいます。気付いた時点でしっかり補修をしていれば問題が起きなかったとしても、どうしても後回しになりがちな住宅メンテナンス。後々大きな費用が掛かるのも住宅ですのでやはり億劫に思わずに定期的に補修を行いましょう!
今回考えられる原因はいくつかありますが、一番可能性の高い瓦屋根の葺き直しを行います。漆喰や防水紙の経年劣化を考えると雨漏りの可能性は十分に考えられます。
瓦の葺き直しは全部屋根材を交換する葺き替え工事と比べて材料費が節約できるというメリットがあります。まずは既存の瓦を一時撤去していきます。葺き直し工事で使いますので割ることの無いよう慎重に下していきます。
棟から外し瓦を1枚ずつ外していきます。防水紙の上に瓦の破片なども入れられていた為、まずは綺麗に片づけていきます。
壁との取り合い部の板金と防水紙の確認を行います。ガラが雨水の流れを止めているように溜まっていたので防水紙に傷みがある所から水が侵入していく可能性もあります。瓦桟を固定している釘穴からも雨水の侵入は充分かんがえられますので、見て分かるような雨染みはないものの雨漏りを起こす可能性もあります。
新規の防水紙を貼っていき瓦桟を取り付け直します。今回使用している瓦桟は木材ではなくポリスチレンを取材とした樹脂製桟木です。木材と比べ腐ることなく、木材と同様に軽量加工がしやすいものです。瓦桟に瓦を引っ掛けて取り付けていくので幅は均等です。
瓦の並び直しが終わり次第棟の取りつけも行っていきます。ちなみに全体的にお並べている瓦は桟木に引っ掛けているため桟瓦、軒先の瓦は軒瓦、ケラバ部分にある瓦は袖瓦等…場所・形状によって瓦の名称は変わります。
棟には南蛮漆喰を使い下部ののしから順番に並べていきます。
棟瓦をまっすぐ積むために目安となる糸を張りながら作業をしていきます。
また瓦を最後に固定するための銅線も仕込んでおきます。しっかり銅線での固定をします。長く余った銅線は棟の頂点でしっかり丸めてまとめます。丸めることによって袋等が飛んできた際に引っかかってしまいます。取り外すのにも面倒ですし、雨水が溜まってしまうと思わぬ事故に繋がってしまいます。
棟の取り直しを行い漆喰を整え直します。漆喰工事では漆喰が瓦よりも出てしまうと再度雨漏りの原因になりかねませんので自己判断での補修はやめた方が良いでしょう。水切りと瓦の隙間にはシリコンコーキングでしっかり埋めていきます。埋めるとは言いますが、全てをべったりと付けることも雨漏りの原因になりますので屋根の補修工事は知識を身につけ要所で適切な補修を行う事が大変重要です。
こちらも水切りと瓦の隙間をコーキングしていきます。瓦の工事でコーキング?と思われる方もいらっしゃると思いますが、ラバーロックという密着・固定をする工事があります。当然適切な施工を行えば問題はありませんが、間違った施工をすることで雨漏りを起こす原因になりますので充分にお気を付けください!
記事内に記載されている金額は2018年12月11日時点での費用となります。
街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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工事を行なったお客様のご感想をご紹介いたします
工事前アンケート
- リフォームを検討したきっかけは何ですか?どんなことで悩まれていましたか?
- とびこみ営業が来る中、外壁は10年程度でぬりかえ時期が来ることも知ったため
- 弊社をどのように探しましたか?
- とびこみ営業で決めるのはイヤだったため、インターネットで検索しました。
- 弊社を知りすぐにお問合せ頂けましたか?もし悩まれたとしたらどんなことがご不安でしたか?
- 「街の外壁屋さん」というホームページ名と、会社名(シェアテック)が違ったので、すこしとまどいました。
- 何が決め手となり弊社にお問い合わせ頂きましたか?
- ホームページの説明を見て決めました。
- 実際に弊社担当者がお伺いしていかがでしたか?
- 質問に対して、ていねいに説明していただけて良かった
工事後アンケート
- 当初、リフォームを依頼する会社にどんなことを期待されていましたか?
- 長期間メンテフリーな施行、家ごとの外壁、屋根に合った施行、値段のコスパ
- 弊社にご依頼いただく際に他社と比較しましたか?した方はどこの会社と比較しましたか?
- 弊社に工事をご依頼いただいた決め手は何ですか?
- Q2について他社さんよりも良いと考えたため
- 工事が終わってみていかがですか?良かった事・嬉しかったことを忌憚なく頂戴出来ましたら幸いです
- 弊社を他の方に紹介するとしたらなんと紹介しますか?
- ホームページが充実しており、分からないことが解決できる。その上で見積りしてみると良い。
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