鎌倉市で飛散した棟板金の点検とブルーシートによる養生
更新日:2016年03月18日
鎌倉市のお客様より「屋根の板金が飛んでしまったので見てほしい」とのご依頼がありました。春先になると強風が吹くことが多くなり、この時期は棟板金飛散による被害が多くなりますので、特に長年お手入れをしていないお住まいは要注意です。今回の場合もずいぶん長いこと点検すら行っていなかったという話でしたので強風が吹いたときに屋根が健全でなかった可能性があります。

点検にお伺いし、早速屋根に上って棟板金を確認させていただきました。板金は一部が外れており、貫板のみが残っています(左写真)。貫板は木製で、見たところそこまで劣化してはいないようです。飛散しなかった部分を見ると固定用の釘に浮きがありました(右写真)。それにしてもなぜ釘が浮いているのでしょうか? 屋根工事などに詳しくない方は疑問に感じるかもしれませんね。釘の浮きが発生するには原因色々あります。よくあるパターンとしては貫板が木製などで、腐食によって釘が効かなくなることです。他にも風や近くを通る車などの振動で長い時間をかけて少しずつ釘が緩むことも多いです。
街の屋根やさんでは貫板は腐食に強い樹脂製を使ったり、釘よりも締め付けることで強く固定できるステンレスビスなどを使った工事を行っております。

棟板金の接合部に施されたコーキングも傷みができておりますので、コーキングも打ち直した方が良いでしょう(左写真)。コーキングが機能しなくなると、この部分から雨水が侵入して雨漏りしてしまう危険があります。コーキングには耐用年数がありますので、年数が経てば交換する必要があります。写真のように剥がれたり、痩せやひび割れなども交換時期を知らせるサインです。
棟板金が飛んでしまった部分から雨漏りしないように、ブルーシートを使って養生しておきました(右写真)。工事の手配を早急に行い屋根を元の状態に戻したいと思います。

こちらの写真は別のお住まいでの棟板金が飛散した箇所です。(棟板金を交換している様子は施工事例をご覧ください。)左写真のをご覧ください。貫板がボロボロに腐食しています。こうなってしまうと当然釘も効かず、板金自体もほとんど固定されない状態になってしまいます。しかし、貫板を新品に交換し板金を新たに設置し直せば右写真のように見事に修復が可能です。しかし、雨漏りなどしてしまうと内部のクロス交換といった別の工事も発生してしまいますので、屋根に不具合があるならば早急にメンテナンスを行うようにしましょう。
記事内に記載されている金額は2016年03月18日時点での費用となります。
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