天井から雨漏り発生

　佐倉市高崎で工場を経営されているオーナー様から私達、街の屋根やさんにご依頼がありました。

事務所の天井から雨漏りが発生してしまいお困りになっているとの事でした。

　以前弊社で、似たような雨漏れが生じてしまってお困りになっていた時に、解消してもらった経緯があり、今回も工事を頼めないかとの事でした。

まずは現地調査をして状況を確認いたします。

　事務所はプレハブを連結してある屋根になっていました、プレハブ構造は屋根が一体型になっている事が多く、雨漏り場所の特定は難しい事があります。

　点検を進めていると以前から雨漏りが発生している事がありその都度、従業員さんが屋根の補修工事をしていたそうで、雨漏りも解消していたものと認識していたそうですが、コーキング処理などの補修でしたので、前回補修した場所の劣化が進み雨漏りが再発してしまったと思われます。

ケレン作業から工事開始

　プレハブ自体年数が経過している事と共に、屋根形状が陸屋根と言い傾斜が無い為、屋根部分が劣化してしまうと雨漏りが生じやすいデメリットがあります。

　プレハブ自体今までメンテナンスをしていなかった事がある為、今回のメンテナンス工事は、雨漏り場所の板金カバー工事と屋根全体の塗装工事となりました。

古い事もあり経費を余り掛けない様にとのご要望でしたので、なるべく経費を抑えて工事となり29万円で工事を致しました。

工事開始となります、初めは鉄部のケレン作業からの工事となります。

　外壁等建材とは違い高圧洗浄などでは鉄部の錆などは撤去出来ない事から、ケレン作業となります。

　今回は㎡数とコーキング補修をしている事から手作業では時間がかかってしまう為、ワイヤーブラシを付けた工具で、一気にケレン作業をしました。

錆止め塗装工事

　ケレン作業が終了した事で表面の錆や汚れを撤去して錆止め作業になります、鉄部と言う事もあり下地塗料となる錆止め塗料塗布作業になります。

　錆止め塗料とは、金属の腐食を防ぐために表面に塗布する塗料で、防錆（ぼうせい）塗料、防銹(ぼうしゅう)塗料、さび止めペイントとも言われます。 錆止め塗料を塗ることで表面に塗膜を形成し、サビの原因となる空気や水を遮断することでサビの侵食を防ぐ効果があり、特に鉄部の塗装では一般的に下地塗料として初めに塗装いたします。

　今回の雨漏り場所はプレハブ同士をジョイントさせた所から雨漏りが発生していましたので、ジョイント部分の板金を包む様に板金で覆う事といたしました。

板金はオリジナルで寸法を取り工場であらかじめ加工してきております。

板金カバー工事

屋根はいくつかのジョイントがありました、継ぎ目の劣化が原因でしたので今回は継ぎ目のすべてを板金で覆います。

　コーキング補修では安価で手軽に施工してその場では雨漏りを止める事が出来ると思いますが、数年で劣化してしまったりする事があり、何度も繰り返す事により雨漏り場所の特定ができなくなってしまったりと、工事業者としてはデメリットでしかない為、今回は板金でカバー工事を致しました。

　仕上げ工事としては板金加工設置後に仕上げ塗装になります、今回の工事では2日間と言う工事期間といたしました、下地塗料の錆止め塗料の乾燥時間を設ける為になります、

　仕上げ塗料はSK化研プレミアムNADシリコンを塗布しています、鉄部と言う事もあり溶剤系の塗料となります。

　カバー工事と併用して塗装工事を致しましたので、今後雨漏りが生じることは少なくなると考えます。