松田町松田惣領にて、築21年で傷んだスレート屋根をガルバリウム鋼板で屋根カバー工事を行いました
【お問い合わせのきっかけ】
担当:新海
足柄上郡松田町松田惣領にお住まいのお客様より、スレート屋根の補修工事を承りました。 「築21年になるのですが、屋根の劣化が気になるので、雨漏りする前に補修工事をお願いしたい」との事でした。築10年も過ぎますと、スレート屋根に塗られた塗膜も劣化し始める頃で、色褪せてきたりカビや苔が繁殖し始めたりと、見た目的にも分かるくらい劣化し始めてきます。毎日目にするような場所でもありませんので、普段はなかなか気が付きもせず気にも留めないところです。 お客様の場合、ほぼ同じ時期に建てたご近所の方が屋根の工事を行った際に、ほぼ同じような汚れ具合と指摘を受けたとの事で、急に心配になったとの事です。
担当:新海
ビフォーアフター
基本情報
- 施工内容:屋根カバー工法
- 施工期間:4日間
- 築年数:21年
- 施工費用:120万円
築21年のスレート屋根の調査
お客様の屋根は化粧スレートを使用されていました。築21年という事で、やはり経年劣化による塗膜の劣化が見られます。塗膜による防水機能を失ってしまい、屋根のあちらこちらで藻や苔が繁殖している状態です。化粧スレートというのは、主にセメントと合成繊維を混ぜて形成された屋根材ですので、スレート自体に防水機能はありません。それを塗膜により補っているわけですが、その塗膜はだいたい10年程で劣化し始めてきます。そのまま放置いたしますと、スレート材自体が雨水を吸収、乾燥を繰り返すうちどんどん劣化してきます。
棟板金の状態を見てみます。スレートと同様、塗膜が激しく劣化してきています。塗装に関しては前回の塗装工事の際、マスキング処理を怠ったのか、屋根の塗料が雑に縁に被っていました。
塗装に関しては良い状態とは言えません。合わせ目のコーキングも劣化して硬化しており、触るとパリパリと割れて剥がれそうな状態です。貫板の状態も悪く、打ち付けている釘が浮き出てきています。
調査の結果、塗膜の劣化によりスレート材の芯まで雨水が浸透している状態で、スレート材そのものの劣化により塗装工事が厳しい状態です。ただ野地板や垂木の状態は、屋根の上を歩いた感触からもまだまだ手ごたえがあり、腐食などは起きていない状態のようです。
以上の事からお客様には屋根カバー工事をご提案いたしました。屋根カバー工法は、葺き替えと違い、既存の屋根材を撤去せず生かしたまま、その上からルーフィング(防水紙)し、屋根材を葺いていく工法です。ですので屋根材を撤去する手間も処分する費用もかからず、工期も短縮できますので、葺き替えよりもかなりリーズナブルに屋根を生まれ変わらせることができます。ただそのためには屋根の下地材が傷んでいないことが条件となります。お客様の場合は下地材がまだまだ状態が良かったので、屋根カバー工法をおすすめすることができました。
ガルバリウム鋼板による屋根カバー工事
まずは安全確保のための足場を設置いたします。今回は屋根の勾配も急ではないので、屋根には足場は設置いたしませんでした。
まず傷んだ棟板金を撤去するところから始めます。棟板金のベースになっている貫板も同時に撤去します。既存の貫板は木製なのですが、すでに腐食が始まっていて乱暴に扱うとボロボロと崩れてしまい、周囲に飛散してしまうので丁寧に取り外していきます。
棟板金の撤去がすみましたら、スレート材はそのままに、一旦屋根の上を清掃いたします。
屋根カバー工法は、既存の屋根材の上から葺いていく工法ですので、スレート材は残したまま、この上からルーフィング(防水紙)を葺いていきます。
使用するルーフィングはTAJIMA製のPカラーEX+です。同社のアスファルトルーフィングシリーズの中でも耐久性が高く、耐用年数が20年程度あります。
こちらを屋根の下場、つまり軒側から上に向かって一枚一枚丁寧に敷いていきます。ルーフィングは雨水から屋根を守る要ですので、隙間がないように慎重に屋根を覆っていきます。
ルーフィングを敷き終えますと、雨押え、ケラバ、谷板金を設置していきます。普段あまり目立たないパーツですが、雨の通り道を整理し、効率的に雨樋へと導く役物ですので、とても重要なパーツとなります。
こちらを設置し終えますと、いよいよ屋根材を葺いていきます。今回使用しますのは稲垣商事のガルバリウム鋼板(ヒランビー222)となります。ジョイントが目立たず意匠性が非常に高い屋根材で、錆びにくく単価も比較的安い屋根材です。
こちらも屋根の軒側から順に葺いていきます。固定するビスは錆びにくいステンレス製を使用します。
最後に棟板金を設置して工事竣工となります。
ヒランビーによる屋根カバー工法の竣工
意匠性の非常に高いガルバリウム鋼板製のヒランビーで屋根カバー工事を行ったので、見違えるほどきれいな屋根に生まれ変わりました。
今回ご紹介した屋根カバー工事は、とてもリーズナブルに工事を行える工法ですが、屋根の下地材が傷んでしまいますとその下地材から補修しなければならず、屋根カバー工法をお勧めできなくなります。やはり下地材が傷まないよう、普段のメンテナンスが大切となります。屋根の事で何かご不安がありましたら早めにご相談ください。
記事内に記載されている金額は2020年08月25日時点での費用となります。
街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
そのほかの料金プランはこちらからご確認いただけます。
工事を行なったお客様のご感想をご紹介いたします
工事前アンケート
- リフォームを検討したきっかけは何ですか?どんなことで悩まれていましたか?
- 長い間手を付けていなかったので雨もりの心配あり
- 弊社をどのように探しましたか?
- ネットで屋根専門業者を探し、幾つか見積り取得
- 弊社を知りすぐにお問合せ頂けましたか?もし悩まれたとしたらどんなことがご不安でしたか?
- はい
- 何が決め手となり弊社にお問い合わせ頂きましたか?
- HPでの説明、問い合わせ時の対応および価格
- 実際に弊社担当者がお伺いしていかがでしたか?
- ていねいであった
工事後アンケート
- 当初、リフォームを依頼する会社にどんなことを期待されていましたか?
- 弊社にご依頼いただく際に他社と比較しましたか?した方はどこの会社と比較しましたか?
- 弊社に工事をご依頼いただいた決め手は何ですか?
- 工事が終わってみていかがですか?良かった事・嬉しかったことを忌憚なく頂戴出来ましたら幸いです
- 弊社を他の方に紹介するとしたらなんと紹介しますか?
- 写真の報告書からはきちんと工事頂いたと思う 初期不良がないか1、2ヶ月後に点検頂ければ尚良いと思う
アンケートを詳しく見る→
関連動画をチェック!
工場・倉庫の屋根修理は屋根カバー工法がお得!【街の屋根やさん】
今回の記事で登場した工事やお住まいのトラブルに関連する動画をご紹介します!
こちらの動画では、工事の内容やお住まいのトラブルの対処方法などをより詳しく説明しています。
お役立ち情報が満載ですのでぜひご覧になってみてください。
このページに関連するコンテンツをご紹介