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横浜市西区にて火災(貰い火)で焼け爛れた外壁の下地補修後に塗装工事を実施しました
【お問い合わせのきっかけ】

担当:高田
今回、隣家で発生した火災により「外壁やシャッター、サッシ」が貰い火で大きく損傷したことが、工事のきっかけです。
火元となった家の方はその場から姿を消してしまい、ご主人様は深く落ち込みながらも、私たちへ復旧のご相談をくださいました。
私たちの役割は、建築の専門家として、ご依頼者様とご家族が再び安心して暮らせる環境を取り戻すことです。
そのためには、火災の出来事を忘れられるほど、元の姿へとしっかり修復することが最優先だと考えております。
必ず力になれるよう、全力で取り組みます。
今回、隣家で発生した火災により「外壁やシャッター、サッシ」が貰い火で大きく損傷したことが、工事のきっかけです。
火元となった家の方はその場から姿を消してしまい、ご主人様は深く落ち込みながらも、私たちへ復旧のご相談をくださいました。
私たちの役割は、建築の専門家として、ご依頼者様とご家族が再び安心して暮らせる環境を取り戻すことです。
そのためには、火災の出来事を忘れられるほど、元の姿へとしっかり修復することが最優先だと考えております。
必ず力になれるよう、全力で取り組みます。

担当:高田
ビフォーアフター
基本情報
遠くから見ても一目でわかるほど、建物は大きな被害を受けています。
まずは損傷の状況を丁寧に確認することから作業開始です。
建物は有名メーカーのもので、一般的なデザインが施されています。
残念ながら、同じフラワーBOXはもう入手できず、両脇の木目柄装飾も被害を受けています。
上から塩ビシートを貼っても、熱で凹んだ部分は元に戻りません。
また、コスト面も考慮する必要があります。
そのため、フラワーBOXと装飾は設置せず、シンプルにまとめる方針としました。
シャッターは焦げているものの、動作には支障ありませんでした。
一方、シャッターBOXは現状のままでは綺麗にできません。
ご主人様と相談した結果、シャッターは塗装で仕上げ、シャッターBOXは外側だけ取り外して新しいものに交換する方針となりました。
鉄製の軒樋は焼けてしまい使用できないため、新しいものに交換する必要があります。
また、軒樋を取り付けている鼻隠し板も損傷していました。
外側は鉄製、内側は木製という構造のため、中の木材が傷んでいた場合は瓦も外す大掛かりな工事が必要になる可能性があります。
現状では、軒樋と外側の鉄部を取り外してみないと、内部の状況は確認できません。
こちらは木目の塩ビシートが巻かれた破風化粧部分で、熱により溶けてしまっています。
塩ビシートは強力なプライマーで接着されているため、綺麗に剥がす事はできません。
そのため、破風化粧ごと板金で覆い、見た目を整える形にします。
また、2階のシャッターBOXも焼けてしまっています。
真下のシャッターBOXは交換することが決まっているため、上下で同じデザインになるよう、こちらも新しいものに交換する方針です。
外壁はモルタル壁で、玉吹き仕上げになっています。
最終的には塗装で元の状態に戻し、周囲と違和感のない仕上がりにすることが目標です。
焦げてしまった部分にはそのまま塗装できませんが、すべて壊してしまうとコストが掛かります。
そのため、少しずつ削りながらモルタルの状態を確認し、判断して進めていきます。
また、被害を受けなかった外壁との色の違いも無視できません。
工事後、被害部分だけが真っ白に浮いて見えてしまう可能性があるため、今回は周囲の外壁も色を合わせる方針で塗装することにしました。
工事では、まず雨樋から復旧を進めます。
最初に既存の雨樋を取り外し、焼けてしまった板金を剥がすと、中の木材が姿を現しました。
木材には煤(すす)が付いていましたが、焦げてはいないため、新しい雨樋を取り付ける下地として問題なく使用できます。
新しい板金を巻き、適切な勾配を付けて支持金具を取り付けます。
その後、雨樋を設置すれば、鼻隠し板と雨樋の復旧工事は完了です。
次の工程では、シャッターBOX、フラワーBOX、木目柄の装飾を取り外した後、左官工事に入ります。
これらを撤去すると凹んだ部分を左官で埋めますが、周囲の外壁と厚みを揃えるため、焼けてしまった部分にも左官を施す必要があります。
そのため、まず焼けた外壁を削り落とす作業から始めます。
焼けた外壁を削っても塗装可能な状態にならなければ、モルタル壁を壊して新しくする必要があります。
しかし、幸いにも塗装できる面が現れ、一安心です。
サンダーを使って表面を削り、荒れた部分を整えます。
シャッターBOXの外側は撤去しますが、シャッター自体はそのまま残して使用します。
木目柄の装飾とフラワーBOXを取り外したことで凹んだ部分には新しくラス網を設置します。
また、木目柄の装飾を撤去したことでガイドレールが不安定になるため、左官作業前に木材で沿わせてしっかり固定しておきます。
既存の外壁にはまずプライマーを塗り、その上からモルタルを2回塗り重ねます。
最後に金鏝(かなごて)で表面を整え、仕上げます。
左官した部分が十分に乾燥した後、塗装作業に入ります。
まず高圧洗浄で、焼けていない外壁も含めて表面の汚れをしっかり落とします。
その後、パーフェクトフィラーを使用して下塗りを行い、さらに水性カチオンシーラーで2回目の下塗りを施します。
玉吹き専用の塗料を使って外壁に吹き付けます。
前工程で水性カチオンシーラーによる下塗りを行ったのは、玉吹き塗料の付着を良くするためです。
塗料(玉吹き専用の塗料)がまだ半乾きの状態のときにローラーで押さえることで、焼けていない外壁と同じ模様に仕上がります。
焼ける前に外観を再現するために、丁寧に塗装していきます。
塗料が乾燥したら中塗り作業に移っていきます。
塗料が乾燥したので、中塗りを行いました。
玉吹き仕上げによって表面には細かい凹凸があるため、塗料がしっかり入るよう丁寧に塗り重ねます。
最後に仕上げの上塗りを行います。
上塗り材にはパーフェクトトップのND-105を採用しました。
シャッターBOXはアルミ板を折り曲げ加工してはめ込みました。
取り付けは外壁ではなく、ケースアングルにビスで固定し、外壁との隙間にはコーキングを施しています。
写真(左)は勝手口の庇です。
両端が前方に突き出すデザインで、左右の出幅が微妙に異なるため、アルミ板1枚では形を整えることができませんでした。
そこで、2枚のアルミ板を組み合わせて挟み込むように被せることで、違和感なく仕上げることができました。
お隣との連絡がまだ取れていない状況での工事でしたが、以前と同じような外観に戻すことができました。
ご主人が晴れやかな表情を見せてくださり、こちらも嬉しく思います。
このような工事は頻繁にあるものではないため、現地調査からプラン作成、見積もりに至るまで、社内でも入念に打ち合わせを行いました。
決してポジティブで喜ばしい状況ではありませんでしたが、ご主人様とお子様の負担やストレスを少しでも軽減するお手伝いができたのであれば、非常にうれしく思います。
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