ホーム > コロニアルNEOだけじゃない ノンアスベスト屋根 ザルフとは…
コロニアルNEOだけじゃない ノンアスベスト屋根 ザルフとは?
更新日:2022年04月29日
ノンアスベストで、不具合が発生するスレート屋根材で知られているのはニチハの『パミール』やクボタ(現:ケイミュー)の『
コロニアルNEO』が有名ですが、今回は『ザルフ(グラッサ)』について簡単に解説します。
ザルフとは
ザルフは、コロニアルNEO同様、クボタ(現:ケイミュー)のスレート屋根材です。『
ザルフ』は、カラーベストの「コロニアル」よりも上級グレードの屋根材として発売されました。コロニアルNEOと似ていますが、小口の凹凸がコロニアルNEOよりも直角に深く入っています。1997年~2001年11月まで販売されていたザルフには「0.1~1%」のアスベストが含まれていました。法規制後、ノンアスベストのザルフが2001年12月~2006年10月まで販売されていました。
ザルフの高耐候仕様として2001年~2005年のあいだ発売されていた『
ザルフグラッサ』もあります。いずれも、10年を経過した頃から、ヒビ割れ・欠け・脱落といった症状が発生し、稀に層間剥離も発生することがあります。
スレート屋根材のメンテナンス
スレート屋根の耐用年数は25年〜30年と言われています。メンテナンスを行わないと耐用年数よりも早く寿命を迎えてしまいますので、定期的なメンテナンスが必要です。スレート屋根のメンテナンスには塗装・カバー工法・葺き替えの3つの方法があります。
苔の発生など、メンテナンスサインが出ていたら、10年~15年を目安に塗装によるメンテナンスがおすすめです。耐用年数を迎える頃には、屋根カバー工法か屋根の葺き替えによるリフォームがおすすめです。屋根の状態により、最適なメンテナンス方法は異なりますので、屋根の専門家である私たち街の屋根やさんへご相談ください。
ザルフ(グラッサ)のメンテナンス方法
ザルフ(グラッサ)は、コロニアルNEOなどと同様「塗装」によるメンテナンスはおすすめしません。塗装しても効果を維持できないほど傷みやすい素材のため、
塗装をしても意味が無くなってしまうからです。また、ヒビ割れ等が多く発生している場合、塗装メンテナンスの下処理で高圧洗浄をする際、ヒビ割れの状態を悪化させてしまったり、洗浄によりヒビ割れが発生してしまう恐れもあります。そのため、屋根カバー工法がおすすめです。屋根の状態により葺き替えのご提案となる場合もあります。
このページに関連するコンテンツをご紹介
屋根リフォームは「屋根葺き替え」と「屋根カバー工法」のどちらを選ぶのが正解?
屋根リフォームは「屋根葺き替え」と「屋根カバー工法」のどちらを選ぶのが正解? 屋根リフォームのなかでも大規模な工事となる「屋根葺き替え」と「屋根カバー工法」。「そろそろ屋根の寿命だから新しいものにしたい」「部分補修ができないほど雨漏りがひどい」などの理由から、…続きを読む
アスベスト含有屋根材の見分け方と最適な解決方法
アスベスト含有屋根材の見分け方と最適な解決方法 戸建て住宅などの建築において最後にアスベスト入りの屋根材、スレート(カラーベスト・コロニアル)が使われてから十数年が経過しようとしています。屋根葺き替え・屋根カバー工法などの大規模な屋根リフォームをそろそろ検討し…続きを読む
アスベストでの健康被害について正しく理解して適切に取り扱いましょう
お客様からアスベストと健康被害について多くご相談をいただいております。アスベストについて正しく理解して、適切に取り扱いましょう。アスベストを含有した屋根のリフォームもおまかせください。街の屋根やさんまで…続きを読む
あなたの屋根はどの形状(シェイプ)
街の中には様々な形、様々な材料の屋根があります。カッコイイ屋根、素敵な屋根もあれば、神社・仏閣などの荘厳なものや、文化財に指定される建物では歴史の重みと風格を感じさせます。ここでは屋根を形状別にご紹介いたします。…続きを読む
街の屋根やさんが施工している様々な屋根工事と屋根リフォームの一覧をご紹介します。
お客様の不安を解消できるように、お問い合わせから工事の完成までの流れをご紹介しています。
街の屋根やさんが施工している様々な屋根工事と屋根リフォームの一覧をご紹介します。
お客様から寄せられた屋根に関する疑問を、当店スタッフが親身に回答しています。
弊社で行った施工事例をご紹介しています。詳細な説明と写真でわかりやすくお伝えします。
弊社の会社概要になります。街の屋根やさんとはこんな会社です。