大網白里市みずほ台にて台風前に屋根の点検を実施
更新日：2024年08月14日
大網白里市みずほ台で実施した化粧スレート屋根の点検結果をご報告いたします('◇')ゞ
私たち街の屋根やさんでは、点検・お見積りを無料で承っております。台風シーズンとなりましたので、大きな被害になる前に適切なメンテナンスが大切です。
棟板金は、台風や強風による影響を受けやすい部分です。指摘された屋根のてっぺんにある棟板金の浮きは確認できませんでしたが、大棟から四隅などの下方向へ設置されている「
隅棟：すみむね」の板金に浮きが発生していました。
隅棟は「
差し棟仕様」で納められていました。差
し棟（さしむね）仕様は、下地材の貫板を使用せず、屋根一段ごとに1枚差し込んで釘で固定する工法です。そのため、下地材の劣化による釘浮きなどの心配も無く耐風性に優れています。
板金が差し込まれた部分の
屋根材にヒビ割れが発生していました。板金が差し込まれて固定されているため、板金が浮くなどして屋根材に
負荷がかかりヒビ割れに繋がることが考えられます。
台風が頻発する前に補強などをしておきたい棟板金部分の劣化
屋根のてっぺんなど、
横方向の棟に設置されている棟板金は、下地材（貫板）がある棟包み仕様でしたが、経年劣化が進んでいました。棟包み仕様は
棟全体に板金を被せる納め方です。
棟板金を固定している
釘が緩んできていたり、大棟と隅棟・谷樋が接合する部分に施された
シーリング（コーキング）が劣化により瘦せてきていましたので、
メンテナンス時期を迎えているといえます。
屋根の表面に触れると、手に白い粉が着く
チョーキング現象もあり、
屋根全体で塗装の経年劣化が進んでいることが分かりました。
屋根材が重なっている
小口部分には苔が発生していました。小口部分は雨水が滞留しやすく、苔が発生したり砂ほこりなどの汚れが付着しやすくなります。
小口部分は屋根材の内側に浸入した雨水が排出される
隙間があるため、苔により塞がれてしまうと
水分が屋根材の下から排出できず雨漏りに繋がる恐れもあります。
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