軒天に使用される材料とは?種類や特徴・劣化症状まで詳しくご紹介!
更新日:2024年08月19日
「
軒天」は屋根が外壁から飛び出した部分である
「軒」の天井部分にあたる部材で、現在では
「ケイカル板」が採用されることが一般的です!
しかし、築年数が経過しているお住まいの軒天には
「ベニヤ板」が使用されているケースも多く、さらに軒天には意外にも
様々な素材が使用されています(#^^#)
そこで、このページでは
軒天に使用される材料の種類や特徴と併せて、軒天の調査の様子からその劣化症状まで詳しい情報を解説いたします(^^)/
軒天に使用される材料には多くの種類があり、それぞれ異なる特徴を持っています!
以下に代表的な材料とその特徴を紹介します(^^)/
〇ベニヤ板
ミルフィーユ状の層を持つボードで、一般的に3~5mmの厚さを持つ木質の素材です。
築年数が経過した住宅でよく用いられる材料で、価格が安価である一方で耐水性や耐火性が低い特徴を持っています。
〇プリント合板
ベニヤ板にデザイン性のあるプリントシートを貼り付けた素材です。
木目・タイル柄などデザインや色からなる「意匠性」の高さが魅力ですが、経年劣化による接着力の低下によりプリントシートが剥がれる事が多いため注意が必要です。
〇ケイカル板
ケイ酸カルシウムを主原料として素材であり、性能とコストのバランスが良いことから新築やリフォームで広く使用されています。
特に、国土交通省から認定を受けている「不燃材」であることから、ベニヤ板製の軒天と違い火事の際に延焼を防止できる点が大きな魅力です!
〇金属板(ガルバリウム鋼板など)
軒天には、軽量で耐火性に優れた金属板が採用される場合もあります。
天井のデザインに合わせて選ばれることが多く美観・機能性に優れますが、施工コストが高くなりがちな事を理由にあまり採用される事はありません(>_<)
冒頭でもお伝え致しました通り、現在軒天に採用される事が多い「ケイカル板」は耐久性・不燃性に優れる素材です。
しかし、その一方で築年数が経過したお住まいに使用されているケースが多い「ベニヤ板・プリント合板」などの素材は、木製であることから火事が発生した際に火の広がりを早めてしまうリスクとなります。
お住まいにベニヤ板製の軒天が使用されている場合、耐久性・防災リスクの観点からケイカル板を使用したメンテナンスをされることがおすすめです!
続いて、実際にお伺いをさせていただいたベニヤ軒天の現地調査の様子をご紹介いたします(^^)/
船橋市芝山のお客様より、「屋根の裏側になる軒天が剥がれだしてきているようだ」と私達、街の屋根やさんへお問い合わせをいただきました!
お住まいの築年数は約30年ほど経過しているとの事でしたが、化粧ベニヤの軒天が使用されていました
軒天化粧ベニヤは、経年劣化により剥がれる可能性がありますので注意が必要です!
通常、ベニヤ板や化粧板に塗られた塗料が5年から8年程度で劣化し始め、塗膜が剥がれてしまうことがあります。
この剥がれは「防水機能を失い」軒天の表面の剥れが発生したり色あせを引き起こす可能性があります。
剥がれた軒天は雨漏りや鳥獣被害などのリスクを引き起こす可能性があります(>_<)
特に軒天が完全に剥がれ落ちてしまったり、穴が空いてしまった場合は、小動物が住み着く可能性もあるため、早急に修理や補修が必要です。
軒天化粧ベニヤは通常薄い木材の層を積層して作られた合板ですが、5㎜以下のものが多い印象です。
薄いベニヤは決して丈夫とは言い難い建材ですので、雨が吹き込みやすい切妻屋根(ケラバ部分)や軒の出が少ない屋根では剝がれやすい傾向があるとされています。
合板ですので何層に貼り合わせていますが、湿気等で接着部分と木材がはがれてしまうと表面からはがれたり、膨らんだりと不具合が生じてきます。
また、モルタル外壁ですと軒天が先行して作られていることが多く、完全にはがすことが困難になる場合があります!
簡易的に直すのであれば、軒天カバー工法が理想的です!
現地調査完了後、今回は最適な施工方法として「軒天カバー工法」をご提案させて頂きました(^^)/
一昔の施工方法では「軒天下地」があまり丈夫に作られていない事が多く、外壁側と軒先の破風材で固定していることが多いです。
重量的に重い方が遮熱・遮音性は高くなりますが、支える下地がない場合は既存軒天などに固定するほかありません!
既存の軒天に新しい軒天を被せる「カバー工事」であれば、既存屋根材の廃棄も必要無い事か手間・工事費の節約にもつながります!
また、新しい軒天材に「ケイカル板」を使用する事で、耐久性UPに加えて万一火事が発生した際の備えにもなりますよ(#^^#)
私達、街の屋根やさんは軒天の補修・塗装工事の実績も豊富です!
点検~お見積りの作成まで無料にて承っておりますますので、ぜひお気軽にお問い合わせくださいね(^^)/
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