更新日:2023年11月05日
葛飾区東水元にお住まいのお客様より「棟の瓦がズレてしまっているので修繕を検討している」とご相談をいただき調査に伺いました。
私達「街の屋根やさん」では、建物の現地調査からお見積りの作成までは無料にて承っておりますのでお気軽にご相談をいただけますと幸いにございます。
現地調査
瓦屋根

屋根調査の様子になります。既存の屋根には、和瓦が使用されておりました。近年ではスレートや金属製の屋根を多く見かけますが、一昔前は瓦屋根が主流でしたので現在でも瓦屋根は多く見かける屋根になります。
瓦の耐用年数は60年近いといわれておりますが漆喰や防水紙はメンテナンスが必要になりますので注意が必要です。
瓦のズレ

お客様が気になされていた瓦のズレを確認すると、屋根の頂点部分の棟に使用されている瓦にズレが生じておりました。
棟は、天辺に設置されている半月状の冠瓦と、その下に積み重ねられている平たい瓦の熨斗瓦(のしかわら)により構成されております。今回ズレが生じていたのは熨斗瓦になります。
一部では完全に瓦が抜けてしまい屋根に乗っているだけの状態となっておりましたので、落下した際に二次被害を招いてしまう危険性が有りました。
漆喰の劣化

棟際の漆喰を確認すると、劣化によりひび割れが発生し一部では漆喰が剥がれてしまっている箇所が有りました。
漆喰は棟の土台となっている土の流出を防ぐ為の役割を果たしております。漆喰が剥がれてしまうと土が流出し棟の耐久性が低下し棟の歪みや最悪の場合崩れてしまう原因となります。
防水紙の劣化

防水紙の状態確認を行いました。瓦屋根の場合施工方法によっては、屋根材が固定されておりませんので下地の状況を確認することが出来ます。
こちらの建物は、引掛け工法といわれる工法にて瓦の設置が行われておりましたので瓦を部分的に捲り状況確認を行いました。もちろん確認後は元通り復旧しますのでご安心下さい。
防水紙の状態ですが、経年劣化により穴が複数箇所空いております。この状態ですと、雨が吹き込んだ際に防水紙の穴から室内へ雨水が浸入し雨漏りに繋がってしまいます。
調査報告を行い、屋根葺き替え工事のご提案を行いました。屋根葺き替え工事の費用は、60㎡切妻屋根の場合スレートからスレートへの葺き替えで税別998,000円より承っております。使用材料や既存屋根材により金額が異なりますので詳しくはお問い合わせ下さい。
記事内に記載されている金額は2023年11月05日時点での費用となります。
街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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