スレート屋根材「パミール」が塗装メンテナンスNGな理由
更新日:2023年08月25日
スレート屋根には定期的なメンテナンスが必要です。なぜなら、スレートに施されている塗装が経年ともに劣化し、防水性能が低下してしまうためです。防水性能が低下すると屋根材が水を吸い込み、傷んでしまうのです。
しかし、スレート屋根材の中には、塗装メンテナンスがNG(塗装しても効果がない)な製品があるのです。それがニチハの「パミール」です。

パミールとは?
パミールは、ニチハ株式会社が1996~2008年頃に販売したスレート屋根材です。この頃に販売されたスレート屋根材は、アスベスト規制によってアスベストを含有しない製品で、耐久性が著しく低いという潜在的な不具合が潜んでしました。これらの屋根材はノンアスベストスレートと呼ばれ、パミールもその一つです。
前述した通りに屋根材自体の耐久性が低く、塗装メンテナンスで保護しようとしても屋根材の劣化が止まらず、塗膜ごとひび割れたり、剥がれたりしてしまう被害が数多く発生しました。製品によって差はありますが、概ね10年程度で屋根材が劣化してしまい、メンテナンスするためには屋根葺き替えや屋根カバーといった大規模な工事が必要になります。また、ノンアスベストスレートの存在が十分に周知されている現在であっても、これらの屋根材の特徴を知らずに塗装してしまう業者もいますので、注意が必要です。屋根業者選びは慎重に行いましょう。

パミールの特徴な劣化症状
パミールにはとても特徴的な劣化症状が現れます。以下の写真のような層状剥離が現れたらお住まいに使われている屋根材はパミールですので、塗装メンテナンスを進められても断りましょう。パミールの他のノンアスベストスレートにも、それぞれ特徴的な劣化症状がありますので、気になる方は調べてみてください。

また、お住まいの屋根をメンテナンスされる際は、必ず信頼できる屋根業者へ依頼しましょう。街の屋根やさんでは、経験豊富なスタッフが住まいの状態を的確に把握し、最適な工事プランをご提案しています。屋根のことでお悩み・ご不安がある方は、ぜひ一度街の屋根やさんへお問い合わせください。
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