更新日：2023年07月31日

　江戸川区東小松川にお住まいのお客様より「スレート屋根に破損が生じておりメンテナンスを検討しているので調査、お見積りをお願いしたい」とご相談をいただき調査にお伺い致しました。

現地調査

　現地調査の様子になります。屋根の形状は寄棟と言われる複数の面から形成される屋根形状になります。L型の屋根となっておりましたので屋根の一部には谷が設けられておりました。

　新築時より20年経過しておりこれまでメンテナンスを行っていないとの事でしたので、屋根には色褪せや苔の発生が目立ちました。

　使用されている屋根材は、コロニアルNEOといわれるスレート屋根が使用されておりました。一般的にスレートよ呼ばれる屋根ですが、メーカーによりそれぞれスレート屋根材にも種類があり製品名が異なります。コロニアルNEOは、アスベストの規制が導入された初期に製造販売されたスレート屋根ですが、これまではアスベストにより耐久性の確保を行っていた建材からアスベストを抜いてしまったことで製品の耐久性が低下し割れ等の不具合が多く発生している建材となります。

　こちらの建物では、屋根全体的に割れの症状が発生しており割れが大きい部分ではスレートの重なり部分が割れてしまい下葺き材（防水紙）が見えてしまっている状態の部分もみられました。

　屋根が破損してしまうと雨漏りのリスクが高まるだけでなく、破片が落下することによる二次被害の可能性も考えられます。万が一通行人に当たってしまうと怪我の危険性もありますので早急なメンテナンスが推奨されました。屋根の中で多く指摘を受ける棟板金には捲れや浮きは発生しておりませんでした。

　現在は、雨漏りの発生は無いとお話をお伺い致しましたので屋根の状態を考慮し、屋根カバー工事のご提案を行いました。屋根カバー工事の費用は、税別698,000円より承っております。使用材料や屋根形状により異なりますので詳しくはお問い合わせください。

　私達「街の屋根屋さん」では、屋根の調査、お見積りまでは無料にて行わせていただいております。屋根に不安を覚えた際にはお気軽にご相談をいただけますと幸いにございます。