更新日：2023年03月10日

　清瀬市下宿にお住まいのお客様より、雨漏り修理のご依頼をいただきました。築30年になる瓦屋根のお住まいで、1年前くらいから強い雨の時だけ雨漏りしていたが、最近になって少しの雨でも雨漏りするようになってしまったので修理を決心したとのことでした。
　雨漏りの被害が軽微だからといって放置してしまうと被害が拡大する一方ですので、たとえ少量であっても雨漏りに気付かれた際はなるべく早めに専門業者へ修理を依頼することをおすすめします。

室内の雨漏りの様子

　こちらは室内で確認できた雨漏りの様子です。複数のお部屋の天井でしっかりと雨染みが残っています。屋根から小屋裏に侵入した雨水が小屋裏の汚れとともに流れ、茶色い染みとして残ってしまうのです。
　このまま修理せずに放置してしまえば、いずれは天井クロスや天井材の剥がれといったところまで被害が拡大していたでしょう。

屋根に上がり、雨漏りの原因を探ります

　屋根に上がると、雨漏りの原因になりうる箇所が複数見つかりました。まずは雨漏りの原因になりやすい谷板金です。屋根面に降った雨水を集めて雨樋に流すための板金ですが、経年劣化によって板金の継ぎ目に隙間ができてしまっています。屋根で最も多い水量が流れる部分ですので、少しの隙間や穴でも致命的です。
　最も問題であったのは瓦の下に葺かれている防水紙（ルーフィング）です。屋根材に下に敷設され、最終的に雨水を防ぐ防波堤の役目がありますが、その防水紙に穴や破れ、裂け目などがいくつもできていました。これでは防波堤として機能せず、雨水は侵入し放題です。複数箇所で防水紙の状態を確認しましたが、いずれも同じように劣化していたため、屋根全面の補修が必要になりそうです。
　幸い、屋根材である瓦自体には問題は見受けられませんでしたので、防水紙を交換した後、現在使われている瓦をそのまま葺きなおす「屋根葺き直し工事」での補修をお客様へご提案しました。屋根葺き直し工事は屋根1㎡あたり税込み13,200円から承っております。

　私たち街の屋根やさんでは、新型コロナウイルス対策として「マスク着用」「手指アルコール消毒」「ソーシャルディスタンスの確保」に努めております。もちろん、お客様宅へ点検・工事にお伺いする際にも徹底しておりますので、どうぞご安心してお問合せください。