更新日：2023年03月07日

　横浜市緑区鴨居にお住まいのお客様より、バルコニーの波板屋根が強風で飛散してしまったので修理の見積りをお願いしたいとのお問い合わせをいただきました。

　現地へお伺いしてバルコニーを確認すると、1箇所にだけ葺かれた色の違う波板が破損していました。詳しくお話を伺うと、数年前の台風で波板が1枚飛散してしまったため、ご自身で応急処置的に新しい波板を張り付けて使用していたとのことでした。

DIYはあくまで応急処置

　被害箇所を確認すると、お客様ご自身で応急処置された新しい波板は針金を梁に巻き付ける形で固定されていたため固定力が弱く、風に煽られて割れてしまったようです。DIYによる応急処置はよほど知識と経験がない場合はあくまで応急処置にしかなりませんし、作業に危険が伴います。ご自身での応急処置は危険が伴わない範囲にとどめ、なるべく早く専門業者に本格的な修理を依頼するようにしましょう。

他の波板も経年劣化していました

　割れてしまった部分以外の波板も経年劣化を起こして硬化していました。。使用されている波板はひと昔前に主流だった塩化ビニル製の波板で、塩化ビニル製の波板は紫外線の影響を受けやすいという弱点があり、比較的寿命の短い素材です。現在は塩化ビニル製よりも耐久性の高いポリカーボネート製の波板が主流になっていますので、ポリカ波板を用いた全体的な葺き替え工事をご提案しました。
　また、今回の被害は強風被害ということなので、火災保険の申請をご提案に含めさせていただきました。火災保険という名前から火災による被害に対する保険と思われがちですが、風災・雹災・雪害などの自然災害までカバーしていることが一般的です。お客様はご存じなかった洋でしたので、詳しくご説明させていただき、無事補修工事の費用を全額保険で賄えることになりました。

　私たち「街の屋根やさん」では、新型コロナウイルス対策として「マスク着用」「手指アルコール消毒」「ソーシャルディスタンスの確保」に努めております。もちろん、お客様宅に点検・工事にお伺いする際も徹底してまいりますので、どうぞご安心してお問合せください。