更新日:2023年03月06日
袖ケ浦市滝の口のお住まいにて、以前に「応急処置をしたという棟板金」と屋根の現地調査をさせて頂きました。
以前に棟板金が台風によって飛散してしまい、別の業者さんによって「応急処置として棟板金のみ取り付け工事」を実施したとのことですが、今後の台風や強風の際の屋根が心配との事で、今回ご依頼を頂きました。
2階建てのターコイズブルー色のスレート屋根が特徴的なお住まいで現地調査
現地調査に伺わせて頂きますと、2階建てのターコイズブルー色のスレート屋根が特徴的なお住まいでした。
さっそく応急処置を施した棟板金を含めた屋根の現地調査をさせて頂きます!
スレート屋根全体の劣化と塗膜剥がれ、苔やカビの発生
応急処置を施した棟板金の調査の前にまずは、屋根全体を調査させて頂きました。
写真の様にスレート屋根全体が劣化してしまい、表面の塗膜は剥がれてしまっております。
また、スレート屋根材表面には苔やカビが発生しておりました。
スレート屋根材の塗膜が剥がれてしまうと防水性能が損なわれてしまいます。
その上、発生した苔の影響で水はけが悪くなってしまい、屋根材が水分を吸水しやすい状態にある為、スレート屋根材の劣化が促進されてしまいます。
錆や浮きが発生している釘で固定された棟板金
続いて、応急処置を施した棟板金の調査です。
まず、棟板金の固定は錆びに強いステンレスが望ましいところですが、釘での固定がされており、錆びや浮きが発生しておりました。
また、応急処置として施したのは棟板金の交換のみで、内部の貫板が劣化している事が推測されます。
この状態では、台風や強風の際、再び棟板金が飛散する可能性がございます。
棟板金交換工事と屋根塗装工事のご提案
お客様に現地調査の結果をお伝えし、施工方法を相談させて頂いた上で、今回は「棟板金交換工事」と「屋根塗装工事」を施工させて頂きました。
今回は、棟板金交換工事の施工の様子をご紹介させて頂きます。
樹脂製の貫板を使用した、棟板金交換工事
棟板金交換工事の様子をご紹介させて頂きます。
今回は、既存の「木材の貫板」から変わって、「樹脂製の貫板」を設置させて頂きましたので、その点も合わせてご説明させて頂きます。
既存の棟板金と劣化した既存の貫板を撤去
まずは、既存の棟板金と劣化した貫板を撤去致します。
調査時の推測の通り、既存の貫板は水分の吸収による腐食等の劣化が進んでおりました。
ひび割れてしまい、大変脆くなっておりましたので、棟板金が飛散するなどの被害が拡大する前に交換する事が出来て幸いでした。
水分により劣化する木材の貫板から樹脂製の貫板へ変更
今回のお住まいの様に、棟板金を固定する為に設置される「貫板」が木材の場合、水分を吸収する特性がある為、それによる劣化が進行してしまいます。
劣化が進んだ木材の貫板では、棟板金の固定力が損なわれてしまい、棟板金の飛散や変形などの被害に繋がります!
その為、今回は、水分による腐食に強い上に耐久性もある「樹脂製の貫板」に交換させて頂きました。
防水紙と樹脂製の貫板の上に棟板金を設置して棟板金交換工事完了!
既存の棟板金と貫板を撤去後、施工箇所を綺麗に清掃し、棟板金内部に侵入した雨水が屋内へ侵入することを防ぐ為、「防水紙」を設置致します。
その後、新規の「樹脂製の貫板」と合わせて棟板金を被せる様に設置し、仕上げ処理をして今回の「棟板金交換工事」は完了となります!
私達街の屋根やさんでは、お客様の屋根のお困り・お悩み事はもちろん、今回の様に応急処置を施したお住まいの屋根の点検からお見積りまで無料にて承っております。
今回ご紹介致しました「棟板金交換工事」では、全長20mのもので税込み154,000円~ご提案させて頂いております。
お客様のお住まいへ点検・ご相談のお伺いの際には、マスク着用・手指の消毒や、適切なソーシャルディスタンスを保つなどの「新型コロナウィルス対策」を実施させて頂きますので、どうぞお気軽にご相談下さい。
記事内に記載されている金額は2023年03月06日時点での費用となります。
街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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