更新日：2023年05月10日

コロニアル瓦のメンテナンス

佐倉市上座にお住まいのお客様はそろそろ屋根のメンテナンスをしないといけない頃かと感じていたそうですが、突然訪問会社来て屋根の指摘を受けたそうです。屋根はコロニアル瓦で新築時からメンテナンスをしていなかったそうですが、考え中に丁度訪問されて驚いたとのことでした。

コロニアル瓦の状況

コロニアル瓦は屋根面でも日の当たり方で汚れや苔の生え方が違います。立地条件でも異なりますが、特に北面がコケが生えやすく汚れが付きやすくなります。ですので北側玄関のお宅は正面から見て破損していなくても汚れているだけで訪問業者さんが訪問してくる確率が多くなります。

コロニアル瓦は屋根の勾配が緩やかだと汚れが貯まりやすく、早い段階でコケが生えてしまう事があります。特に新築時で塗布されている瓦の塗膜は表面がツルツルしている訳ではなくホコリが雨で流れにくくなりますので、コケが生えやすくなります。

現在では塗装することで表面のザラザラ感が無くなり、雨で汚れを流しやすくしコケが生えにくくなるというような、塗膜がある限り美観が保たれる塗料が販売されています。

メンテナンス塗装とカバー工法

お客様は今後を考えてカバー工事のことも聞きたいとのことでした。確かにカバー工事は雨漏りの心配がなくなりますし耐候年数が非常に高いと考えられます。ただ築年数を考慮しないと今後のメンテナンス工事に大きな工事費がかかることがあるので、まずはコロニアル瓦の耐候年数が経過してから考えた方が無難です。

金属カバー工事をしても、金属屋根材にも耐候年数があります。早く交換しても金属事態の耐候年数が過ぎてしまうと屋根ごとの交換しか選択がなくなってしまうため、コロニアル瓦が破損した時にカバー工事を考えている方は施工する住宅にあと何年以上住むかで考える事をお勧めいたします。

現在、私達、街の屋根やさんでは、点検等でお伺いする際は、新型コロナウィルスの予防対策として、マスクの着用・ソーシャルディスタンスを取り、安全に配慮しております。