更新日：2022年11月30日

　高座郡寒川町大曲にて、屋根工事を検討中というお客様より調査のご依頼をいただき、現地へお伺いいたしました。街の屋根やさんでは新型コロナウイルス対策としてマスクの着用や手指の消毒を徹底しており、無料にて現地調査やお見積りを実施させていただきますのでどうぞご安心のうえご利用ください。まだ工事をするかはわからないという方、他の業者様へすでにお見積り依頼済みという方もお気軽にご相談ください！

　今回調査をさせていただいたお住まいには、ノンアスベストのスレート材「コロニアルNEO」が使用されておりました。調査のあと、お客様へ調査内容やメンテナンス方法などご提案させていただくのですが、お打ち合わせの結果、屋根工事として「屋根カバー工事」を実施することとなりました。そこで今回は調査の様子をご紹介しつつ、コロニアルNEOと屋根カバー工事についても解説をしていきたいと思います！

コロニアルNEOを現地調査

　それでは調査の様子を見ていきましょう。屋根に上り、状態を確認していきます。
屋根材にはコロニアルNEOという屋根材が使用されており、このコロニアルNEOはアスベストが規制されてすぐに製造された屋根材の一つです。当時アスベストは健在を強く頑丈に作るために欠かせない素材だったため、アスベストが規制されてすぐに製造された屋根材には問題があるものが存在します。
アスベストを使わずに製造されたこのコロニアルNEOは通常の屋根材と比較して脆く、割れやすいです。お客様のお住まいでも、やはりひび割れが発生している箇所が多く見られました。

　また、スレート屋根の頂上部に設置される棟板金という部材にも問題がありました。固定力が弱まっており、指が入るほど浮いてしまっている箇所があります。屋根の頂上部では風の影響が地上よりも強くなるため、固定力が弱まっている棟板金は強風の影響を受けて折れ曲がったり、飛散してしまうため定期的なメンテナンスが欠かせません。
　棟板金は屋根材の面と面が重なる頂上部を覆い隠し、守ってくれている部材ですので浮きなどを放置してしまうと雨漏りに繋がる恐れもあります。しばらく点検をおこなっていないという方は、目立った症状が現れないうちにぜひ点検をご検討ください。

コロニアルNEOのメンテナンス方法は？

　一般的なスレート屋根のメンテナンス方法としては、屋根塗装が比較的手軽かつ効率的に耐久性を高めるという手法として挙げられます。しかしコロニアルNEOは塗装をおこなってもまたすぐにひび割れが起こってしまうため、根本的な解決が必要になります。
　そこで有効な選択肢となるのが、「屋根葺き替え工事」と「屋根カバー工事」です。屋根葺き替え工事は屋根だけではなく屋根の下にある防水紙など、下地部分からすべて新しいものに取り換えたり、補修をおこなう工法です。屋根葺き替え工事は下地も交換することができるため屋根の寿命が新築同然のものとなり、施工することによって長く安心してお住まいいただけるようになります。
　そして今回お客様にもお選びいただいた屋根カバー工事ですが、こちらは既存の屋根材をそのまま使用し、その上から新しい防水紙と屋根材を重ねていく工法です。屋根葺き替え工事と比較した場合、屋根が2重になり重くなるため耐震性は低下する恐れがありますが、廃材の撤去費用が不要になるためコストを抑えてメンテナンスをおこなうことが可能です。さらに、耐震性については軽量な金属屋根材を新しい屋根材として使用することでリスクを軽減することができます。

新規屋根材には横暖ルーフをご提案

　お客様も金属屋根材による屋根カバー工事をご希望いただき、さらに屋根材にはできるかぎり良いものをとご要望いただきましたので、金属屋根の中でもグレードの高いニチハ製の横暖ルーフプレミアムαという屋根材を使用して工事をおこなうこととなりました。

　軽量かつ断熱性にも優れた横暖ルーフシリーズにはいくつかのグレードがあり様々な住宅に対応が可能です。費用についてですが、私たち街の屋根やさんでは「横暖ルーフきわみ」を1㎡当たり税込み8,800円、「横暖ルーフプレミアム」を1㎡当たり税込み11,200円から施工が可能です。スレート屋根から金属屋根への屋根カバー工事をご検討の際はご参考ください。
　ただ、屋根工事ではお客様のお住まいの状態によって異なる点が多く、全く同じ工事というのは存在しないと言っても過言ではありません。そのため詳細な費用が知りたいという方は、街の屋根やさんの無料点検をぜひご活用くださいますと幸いです。入念な調査を行い、適切なメンテナンス方法をご提案させていただきます。屋根のことでお悩みの際は街の屋根やさんへお任せください！