更新日：2021年08月17日

　松戸市上本郷にて、瓦屋根の調査を行ないました。瓦の破損が有り雨漏りしているとお問い合わせを頂きましたので、室内、屋根の状況をしっかりと確認させて頂きました。

現地調査

　最近は天気が優れず、屋根に上る際に雨が降らないか心配でしたがなんとか雨が降っていない間に調査を行うことが出来ました。

　お客様にご案内頂き室内の様子を確かめました。天井のクロスには雨染みや継ぎ目の捲れが確認できます、状況としては雨が降ると、ポタポタと水が垂れてきてしまい床が濡れていることが多い状況でした。
　雨漏り箇所の真上には、下屋根があるとの事でしたので屋根の調査も行ないます。屋根に登ると、雨漏りが発生していた箇所付近で数枚瓦の割れが確認できました。

　写真のように、3.4枚平瓦が破損してしまい下地が見えてしまっている状況でした。このままでは、破損した瓦の隙間から雨水が入ってしまい瓦桟や防水紙の劣化に繋がってしまいます。現状で雨漏りが発生しているので防水紙にも劣化の症状が出ていると思いましたので、防水紙の確認もさせていただきました。

　防水紙を確認すると、破損した瓦の真下部分には防水紙の切れが2箇所あり、穴としては小さいですが小さな穴でも水は入ってしまいます。また、破損部から軒先側に瓦を1枚めくると防水紙の重なり部分が捲れてしまい隙間が大きく開いてしまっていました。瓦の破損している箇所より、水下側でしたので雨が降れば水上から雨水が流れてきてしまいますので、こちらの隙間から室内へ水が回ってしまいます。
　防水紙に問題がなければ、瓦の下に入った水は屋根材の裏を通り軒先側に排水されますので雨漏りには繋がりません。ですので、見えない部分ですが防水紙は大変重要な物になります。

　私達「街の屋根やさん」では、新型コロナウイルスの感染対策を徹底して行ない営業をさせて頂いております。この様な状況下ではありますが、お気軽にお問い合わせを頂けると幸いです。