屋根の上に上ってみて見ると、屋根材の浮きが有り全体的に劣化が大変進んでいます。

屋根の破損もところどころに見受けられます。
また、屋根の接手が劣化しています。
築年数31年　この時代はアスベストが混入されている屋根材です。
だから31年たってもこの位で済んでいるのです。
しかし今となっては限界です。
この事をお客様にお話しし理解を得ました。
カバー工法を提案したところ、お客様もインターネットで勉強され良く解っていました。
早速カバー工法で施工する事となりました。
屋根材は裏張り付きのニチハの横暖ルーフで決定いたしました。

早速工事に入りました。
先ずは既存雪止めの切断取り外し作業です。
次に、既存棟の取り外しです。上の写真は棟を取り外したところです。

右側の写真は下葺き材・田島のゴムアスルーフィングです。
既存の屋根の上に敷き込み止めます。

既存棟を取り外した下地材の貫板です。
右側の写真でも解るように下地木材が雨水の侵入で腐食しています。
大きな風でも吹いてきたら棟板が剥がれ飛んでも不思議では有りません。
そんな事を想像するとゾッとします。

屋根の下葺き材ゴムアスルーフィングを敷き込んだところです。
ルーフィングのメーカーは田島のゴムアス材です。
下葺き材のメーカーでは日本でもトップクラスです。

右側は棟板を取り付ける為の下地木材を取り付けている作業風景です。

上の写真は屋根材を取り付けて葺くための最初の軒先スターターを取り付けた写真です。
スターターに最初の屋根材を取り付け、拭き上げていきます。

屋根が寄棟なので、両端は電動ハサミで斜めに切断し取り付けます。
上の写真は屋根材を切断している作業工程です。

右の写真は屋根の上に有る、下の部屋を外の光で明るくするトップライトの廻りを施工取り付けした写真です。
雨が入らないように、屋根材を取り付ける前に水切りを取り付けて置きます。
万が一雨水が侵入しても下に入っている水切りで受け止め外に逃がします。
板金工事はこういうところに気を使います。

屋根を葺き上げた上に雨押さえ水切りをとりつけ、外側から雨水か絶対に侵入しないように施工します。
屋根材との間にはケミカルメンドを挟んで取り付けてあります。
これで安心です。

右側の写真は雪止めを設置した仕上がり写真です。
雪止めは455ピッチで取り付けてあります。

(左側写真)
施工前の現状写真です。
(右側写真)
カバー工法で既存屋根の上に横暖ルーフで仕上げた写真です。

まさか新しい屋根はきれいですね。

既存コロニアルの屋根から、カバー工法で仕上げた完成写真です。

お客様は仕上がった屋根をご覧になり、これで悩みが無くなりました。安心しました。
私が生きている間は「心配ご無用」と大きな声を出していました。

まとめ

現在、コロニアルの屋根は多くの建物に使用されてきた事も有り、経年劣化が進み交換時期を迎えている建物が数多く有ります。これを読んでいるお客様もその通りだと納得している方が多いのではないでしょうか。
22年以上前の屋根材にはアスベストが含まれています。
アスベストを材料に混入させると、強固になり材料が長持ちします。その為いろいろな製品に使用されました。
しかし日本国ではアスベストは人体に有害である事から使用が禁止になりました。
アスベストの混入されていない平型スレート板は以前の屋根材と比較して少し柔らかいです。従って水を含みやすく劣化のスピードが速いです。18年ぐらいで劣化してしまいます。
平型スレート屋根は基本的に施工した日時により大きく判断されます。
アスベスト混入材かそうでないのかです。
いずれにしても屋根リフォームの場合はカバー工法の金属屋根材で施工するのが最良です。

先ずは屋根の事でお悩みでしたら「街の屋根やさん龍ヶ崎店に」ご連絡下さい。
あなたの屋根を無料診断させていただきます。
お待ち申し上げております。