立川市柴崎町で、飛び込み業者から指摘を受けたとのご相談!固定が弱まり浮いていた棟板金をビスで補強しました
【お問い合わせのきっかけ】
担当:富田
立川市柴崎町にお住いのお客様より、「通りがかった業者さんから棟板金の浮きを指摘されたので、どんな状態になっているのか確認してほしい」とお問合せをいただいたのが工事のきっかけでした!(^^)/
「近所で工事をやっている者で…」と名乗る業者さんから、「棟板金が浮いてますよ!」と指摘を受けて心配になってしまった…というお問い合わせは、街の屋根やさんに非常によくいただくお問い合わせの中の一つです(>_<)
お客様のお家の棟板金を調査したところ、確かに棟板金が少し剥がれ掛かってしまっている部分がありました。棟板金の根本的な不具合解決として「棟板金交換」も一つの手段なのですが、状態の軽さや築年数などを考慮し、ステンレス製のビスを打ち増しする補強工事のご提案をいたしました!(^^♪
立川市柴崎町にお住いのお客様より、「通りがかった業者さんから棟板金の浮きを指摘されたので、どんな状態になっているのか確認してほしい」とお問合せをいただいたのが工事のきっかけでした!(^^)/
「近所で工事をやっている者で…」と名乗る業者さんから、「棟板金が浮いてますよ!」と指摘を受けて心配になってしまった…というお問い合わせは、街の屋根やさんに非常によくいただくお問い合わせの中の一つです(>_<)
お客様のお家の棟板金を調査したところ、確かに棟板金が少し剥がれ掛かってしまっている部分がありました。棟板金の根本的な不具合解決として「棟板金交換」も一つの手段なのですが、状態の軽さや築年数などを考慮し、ステンレス製のビスを打ち増しする補強工事のご提案をいたしました!(^^♪
担当:富田
ビフォーアフター
一見、何も問題が無いように見えますが…。
立川市にお住いのお客様より、「飛び込み業者から棟板金の指摘を受けたので見てほしい」とのお問合せをいただき、早速調査に伺いました!
飛び込み業者から「棟板金が浮いてますよ!」と指摘されて不安になったというご相談は、実は街の屋根やさんにお問い合わせいただく内容の中でも非常に多いです(>_<)
棟板金とは、屋根のてっぺんに設置されている金属の板…板金で出来たカバーのことで、屋根の部材の中でも最も風の影響を受けやすい部分です。この棟板金は、貫板と呼ばれる木製の板に釘で固定されているのですが、板金で守られているとはいえ屋根の上にありますので、雨や湿気などの影響で年々木が痩せてきます。十年程経つと、どのお住まいでも棟板金を固定していた釘が徐々に抜けてきて、固定力が弱まってきてしまう傾向にあるのです(/_;)
これはどのお住まいでも起こる劣化症状なので、棟板金を実際に見ていなくても築10年以上経っていそうなお住まいに声を掛けて「棟板金に不具合がありますよ! 」と言えば、状態が重い軽いはさておいてウソにならない営業をすることができるため、飛び込みの業者さんはこのセリフを切り口に営業を行っているんですね💦💦
そのため、非常に軽微な劣化やそこまで大した問題のない屋根がターゲットになってしまうことも多く、私たちが実際に見てみたら「特に問題は無かった」となることが多いものでもあるのです。
棟板金が浮いていました!
お客様のお家の屋根に上がって行った調査の様子をご紹介します!(^^)/
指摘されたという棟板金を全体的にしっかりと点検していったところ、途中の何か所かで、棟板金が外れそうになっている部分がありました(>_<)💦 外れて飛んでいく前に見つけられて良かったです!
棟板金の隙間には、板金内部の湿気を逃がしてくれるという役割もあり、屋根材にピッタリと隙間なくくっついているのが正しい…というわけではありません。その構造から、重ねて取り付ける際にどうして隙間が開いてしまうこともありますので、「隙間があるから不具合が起きてる!」と決めつけることもできないため注意しましょう!
棟板金の点検の際には、板金を軽く持ち上げようとしてみて、すぐ外れそうになるくらい固定が弱まっていないか…といことの見極めが重要になってきます。
屋根の棟板金が大きく浮いている場合、火災保険の適用対象となる可能性があることを覚えておくと良いでしょう!
火災保険はその名に火災が含まれているため、火災による損害にだけ有効なものと思われがちですが、実際には風災や雪害、雹災など自然災害にも幅広く対応しているんですよ(#^.^#)
先ほど述べたように、棟板金は風による被害を受けやすい箇所です。したがって、急な風や強風によって棟板金が曲がったり、隙間が拡大した場合、これは風災の被害として火災保険の申請ができます!
保険金の支給可否は保険会社に委ねられるため、必ず審査が通りますとの断言は難しいですが、申請は無料で行えます!自動車保険のように使用すれば保険金が急に増えるといったリスクもないので、可能性がわずかでもあるならば、ぜひ申請してみることをおすすめします👍
まだ貫板は腐っていませんでした!
棟板金は、「貫板」呼ばれる厚みのある木の板に釘で固定されています。なぜ屋根に直接取り付けないのでしょうか?
それは、「雨仕舞い」という雨漏りを起こさないようにするための構造に関係があります!
もし棟板金を直接屋根に取り付けるとなると、棟板金の上から屋根に貫通させるように釘やビスを取り付けることになりますよね。屋根に対して、縦向きに穴を開けてしまうと、屋根を貫通した釘穴を通って雨水が浸入してくることになりますので、雨漏りが起こってしまう可能性が上がってしまうのです(>_<)💦
だからこそ、貫板を使って固定をするんです!
ちなみに、最近では樹脂製の貫板もしています!木製の物と違って腐る心配が無いため、棟板金を新しく取り付けるような交換工事を行う際は樹脂製の貫板がおススメです(^^♪
今回棟板金に不具合があった部分の貫板を隙間から確認してみましたが、棟板金に打たれたビスが、しっかりと貫板に刺さっていないことがわかりました(>_<;) 3年前に行った屋根塗装工事の際に修理した箇所…とのことでしたが、しっかりと刺さっていなければ補修とは言えません(;_;)
棟板金がこのような状態だと、隙間から雨水が浸入しやすくなってしまいます。雨水を吸収した貫板はビスすら固定できなくなるほど黒く腐食してしまっているということも少なくないのですが、お客様のお家の貫板はまだ生きておりました!✨
調査結果と工事のご提案
もしもこの貫板が完全に腐食してしまっていた場合に行うことができるメンテナンスは、棟板金を全て撤去して貫板ごと新しくする「棟板金交換工事」となります!
お家の築年数がある程度経っている場合、この棟板金交換工事を行う際には注意が必要です(>_<)
屋根の寿命は30年程度と言われており、お客様のお住いも築30年程とのことでしたので、屋根の全体的なメンテナンスを行った方が良い時期に差し掛かっています。屋根の全体的なメンテナンス方法には「屋根カバー工事」と「屋根葺き替え工事」がありますが、行う場合、どちらも棟板金を撤去する必要があるのです!せっかく棟板金の交換工事をしたのにすぐ撤去することになってしまった…なんて勿体ないですよね(/_;)💦
もし「屋根から雨漏りしている!」という状況であれば葺き替え工事をお勧めしますが、調査の結果、今のところそのような状態ではないようでした。
棟板金交換工事を行っても良いのですが、先ほど述べたようなリスクのことを考慮すると「勿体ない!」という工事になってしまう可能性もあります。
そこで、貫板が腐っていなかったということもありましたので、ビスの打ち増しによる棟板金の補強工事をご提案させていただきました!交換工事ほど頑丈になるわけではありませんが、それでも現状の外れ掛かっている状態の棟よりは頑丈な棟になります(^_^)/
ステンレス製のビスで補強工事を行っていきます!
👆こちらはビスで棟板金を固定している様子です👆
棟板金は基本的に釘で固定されているのですが、釘では固定力が弱く、経年で抜けやすいという弱点があります💦
それに対し、ビスだと強力に固定することが可能です!弊社でもビスを使うことを主流としています。
また、ビスの素材ですが、鉄製のビスは安価ではあるものの鉄ですので当然錆びてしまいます(>_<)雨ざらしになる屋根の上で鉄製のビスを使えばどうなってしまうかは明らかですよね。
価格が多少高くても、ステンレス製のビスを使うことをお勧めいたします!
屋根材の取り合い部分がひび割れており、コーキング剤の打ち増しで対応しました!
棟板金同士が重なる箇所に、上からコーキング剤が打たれていました!
街の屋根やさんでは、棟板金の内側にコーキングを打ってから納めますので写真のようにむき出しにることはありません。直射日光による劣化を防ぐという工夫なのですが、コーキングが外に打たれているよりも内側に隠れている方が見栄えが良いという理由もあります。
👆外側に打たれたコーキングがひび割れを起こしていますね!
👆丁寧にマスキングテープを貼り…
👆大事をとって、上から新しいコーキング剤を打つ「打ち増し」で補修いたしました!マスキングテープで型を取ることで、仕上がりが綺麗になります✨✨
これで打ち増しは完了です!コーキング剤を打つ前に、プライマーと呼ばれる液体を塗布しております(^_^)/
プライマーとは、コーキングの密着性を良くするための透明な液体です!このプライマーを塗るひと手間で、コーキングの持ちが全然変わってきます。しっかりと長持ちさせるためにも、弊社ではプライマーを塗るようにしています(^^♪
コーキングで脳天打ちの釘を補修!
先ほど、「屋根に対して縦向きに穴を開けてしまうと、屋根を貫通した釘穴を通って雨水が浸入してくることになる」とお話をしました。
が、信じられないことに、何か所かで真上から釘が打ち込まれておりました(/_;)💦
👇これを「脳天打ち」と呼びます。
屋根の知識がある程度ある業者であれば、間違っても行うことは無い施工方法です(>_<)
これでは何のために貫板を使っているのかわかりません!もはや、雨漏りさせたくて穴を空けました~と言っているのと同じです💦
大変危険なため、コーキング材を上から被せて補修を行いました!
棟板金のビス補強工事が完了しました
これで、棟板金のビス補修工事は完了です✨
今まで固定されていたビスの間に、追加でビスを打ち込むことでより頑丈な棟板金にすることができました!
あくまでも補修・補強のため、交換工事と比べると強度は低いのですが、「屋根を全て葺き替えるほどの予算は無いけど台風に備えて棟板金の補修をしたい!」というご要望にはピッタリな工事となります(^^♪
棟板金が腐食しているなどの異常が無いことが大前提の工事ですが、費用を抑えたい方にはおススメの工事内容となります!
お客様も「台風対策が出来て良かった!」とお喜びでした(*^-^*)
この度はご用命いただき、誠にありがとうございました!
記事内に記載されている金額は2023年11月26日時点での費用となります。
街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
そのほかの料金プランはこちらからご確認いただけます。
工事を行なったお客様のご感想をご紹介いたします
工事後アンケート
- 当初、リフォームを依頼する会社にどんなことを期待されていましたか?
- 屋根の上なのでなかなか自分では確認できず不良ヶ所の確認
- 弊社にご依頼いただく際に他社と比較しましたか?した方はどこの会社と比較しましたか?
- たまたま飛込訪問があり調査してもらった
- 弊社に工事をご依頼いただいた決め手は何ですか?
- ていねいな説明 現状でできる修理等、こちらの要望にそっていた
- 工事が終わってみていかがですか?良かった事・嬉しかったことを忌憚なく頂戴出来ましたら幸いです
- 作業の事後写真にて説明していただいた
- 弊社を他の方に紹介するとしたらなんと紹介しますか?
- 一度見積を取ってみたら(自分の要望をきちんと伝える事)
アンケートを詳しく見る→
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