更新日：2023年11月24日

君津市外箕輪にて実施した瓦屋根の点検結果をご報告します。瓦は、1枚1枚に重さがあるため、1枚ズレてくると強風や地震などで揺れで、徐々に全体のバランスが崩れはじめてしまいます。

棟瓦のズレを確認

屋根のてっぺんにある大棟（おおむね）の熨斗瓦（のしがわら）がズレていました。

屋根との間にある漆喰が崩れているわけではありませんが、熨斗瓦と冠瓦（丸瓦）を固定している番線（ばんせん）が切れてしまっているため、少しずつズレが生じてきたのかもしれません。

別位置でもズレが発生

別の位置でも、熨斗瓦のズレが見受けられました。棟違いになっている部分では、漆喰が剥がれ、台土（だいつち）が見えている部分もあります。

棟瓦の補修は、状態により方法が異なります。漆喰の傷みが軽度であれば、劣化した部分を取り除き詰め直すという方法で済みますが、漆喰の剥がれや崩れが進行して、棟瓦に歪みが出ている場合は、一旦棟瓦を取り外して土台から積み直す方法となります。

棟瓦（むねがわら）の取り直し工事をおすすめ

棟全体を確認すると、冠瓦（丸瓦）がズレていました。この状態で長く放置してしまうと、地震や台風等の際に棟部分が崩壊してしまう恐れがあります。その場合、棟だけでなく、崩壊した熨斗瓦や冠瓦で、ほかの瓦を割ってしまうという可能性もあります。

今回は、熨斗瓦のズレや番線の切れ、棟瓦の歪みも出ているため棟瓦の取り直し工事のご提案となります。

棟瓦の取り直し工事は18,150円（税込み）／ｍ～となります。棟（熨斗瓦＋冠瓦）の段数や、位置（下り棟／大棟）により変わりますので、まずはお気軽に無料点検・見積りをご依頼ください。

ほかにも、雨樋の変形もありましたので、こちらも併せて交換のご提案となります。雨樋の変形は、大雨の際に雨水があふれてしまい、地面に落ちて水溜りを作ったり、外壁を伝って雨染みが出来たり苔が発生しやすくなります。

お隣さんが近い場合は、敷地内にあふれた雨水が落ちてしまうというケースもありますので、出来るだけ早めのメンテナンスをおすすめします。雨樋補修工事は33,000円／ｍ～承っております。