葛飾区金町にて塩ビ波板をポリカ波板へ交換工事を実施致しました。工事費用は98,000円になります!
【お問い合わせのきっかけ】
担当:白井
葛飾区金町にお住まいのY様邸にて行った波板交換工事の様子をご紹介しております。 お問い合わせをいただきたきっかけは、近所で工事を行っているという業者の方に屋根の板金が外れていると指摘が有り屋根の状態が心配だとご相談をいただき調査に伺いました。その際に、今回工事を行った波板も見てほしいとご希望があり併せて調査を行いました。 指摘のあった屋根の板金を調査しましたが、板金の捲れや浮きは見られず問題のない状態でした。現状メンテナンスが必要な状態ではありません。 続いて、波板の確認を行いました。使用されていた波板は塩化ビニール製の波板で強化メッシュの入った製品になります。波板設置より年数が経過していることにより紫外線による変色や変形の症状が見られました。また、形成時に添加されている可塑剤の流出により柔軟性が失われておりましたので衝撃を加えると割れやすい状態となっており複数箇所で破損が見られ雨が降ると雨水がベランダに落ちてきてしまい屋根の役割を果たせていない状態でした。 調査報告を行い、耐久性に優れたポリカーボネート製の波板を用いた波板交換工事をご提案致しました。ご検討の末、工事をお任せいただく運びとなりました。
担当:白井
ビフォーアフター
基本情報
- 施工内容:その他の工事 波板交換
- 施工期間:1日
- 築年数:築35年
- 施工費用:98,000円(税込み)
- 平米数:波板6㎡
- 使用材料:ポリカーボネート製波板
葛飾区金町にお住まいのY様邸にて行いました波板交換工事の様子をご紹介しております。
ご相談をいただいたきっかけですが、近所で工事を行っているという業者の方に「屋根の板金が外れている」と指摘を受け屋根の状態が不安になり「街の屋根やさん」へお問い合わせをいただきました。
現地調査
屋根調査
現地調査にお伺いし先ずは、指摘のあった屋根の確認を行いました。使用されている屋根材は金属製の屋根になります。10年程前に瓦屋根から金属屋根へ葺き替え工事を行っており、それ以降はメンテナンスを行っていないとの事でした。
屋根を確認すると指摘のような板金が外れていたり、ズレてしまっている様子は無く問題の無い状態になります。
屋根で指摘が多いのが棟板金と呼ばれる屋根の面と面が切り替わる部分に設置されている板金となります。「棟板金の釘が抜けていて危ない」や「板金が捲れている」といった文言で指摘が多いですので、このような内容の指摘を受けた際には悪徳業者の可能性もありますので注意が必要です。
波板調査
屋根の調査と併せて波板の破損があり修繕を検討しているとご相談をいただきました。
現在使用されている波板は塩ビ波板と言われる、塩化ビニール製の波板で強化メッシュの入った製品になります。波板設置より年数が経過していることにより波板には全体的に紫外線による変色や端部に変形の症状が見られました。
変色や変形以外にも波板には破損が複数箇所あり、雨が降ってしまうと破損している箇所から雨水が垂れてきてしまい屋根としての機能を果たしていない状態でした。
塩化ビニール製の波板には、形成時に可塑剤とよばれる物質が添加されています。可塑剤とは、材料に柔軟性を与えたり加工性を上げる為に添加される物質になります。
そんな、可塑剤ですが経年劣化と共に流出し添加されている材料の柔軟性が失われてしまいます。今回の場合、塩ビ波板の柔軟性が失われてしまい材料が硬くなってしまった事で衝撃を分散出来ずに破損し易い状態になっておりました。
既存波板は釘を用いて下地の木材に固定が行われておりました。しかし、前回の波板交換より年数が経過していることで波板を固定している釘には錆が発生し腐食が進行しておりました。
釘が腐食してしまうと、釘の太さが細くなり耐久性が低下し折れやすくなってしまいます。また、釘が折れたり抜けたりしてしまうことで波板の固定力が低下し強風の際には飛散のリスクが高くなり危険です。
調査報告を行い屋根の板金には問題が無いことをお伝えし、波板交換工事のご提案を行いました。ご家族とご検討の末、工事をお任せいただく運びとなりました。
今回の波板交換工事の費用は98,000円にて工事を承りました。現場状況により金額が異なりますので詳しくはお問い合わせ下さい。(その他工事金額はこちら)
波板交換工事
既存波板撤去
先ずは、既存波板の撤去を行います。既存波板の固定には釘が使用されておりましたので、バール等の工具を使用し釘の撤去を行い波板を取り外しました。
古くなった硬質塩化ビニル製の波板は割れやすいので撤去の際に破片が飛散してしまう場合があります。そのため撤去後の清掃は欠かせません。
下地補強
波板を固定している木製の下地には、部分的に腐食が見られましたので腐食している部分は下地の交換を実施致しました。
木製下地の場合、波板を固定している釘穴から徐々に水分が浸入し、木材が水を吸って腐食が進行している場合が多くあります。腐食した木下地にはビスや釘が効かなくなってしまいますので、腐食が発生している場合には下地の交換が必要となります。
新規波板設置
使用する波板は住友ベークライト㈱のポリカーボネート波板になります。ポリカーボネートは耐衝撃性に優れ、耐久性もあるので波板交換の際には多く用いられる素材です。
また、住友ベークライト㈱の波板はカラーバリエーションが豊富に揃えておりますのでご希望に沿った色に交換することが可能です。
色はお客様とご相談しブロンズマットをお選びいただきました。
新規波板の取り付けを行います。軒先には雨水を受ける為に雨樋が設置されており、今回は雨樋の交換は行いませんので既存の雨樋を基準に波板の長さを加工し取り付けを行いました。
雨樋と波板の位置関係が悪いと、雨水が雨樋に入らない場合やオーバーフローといった不具合に繋がってしまいますので注意が必要です。
今回の工事では波板の固定には波板ビスを使用します。先ずは、ビスを取り付けする前に錐を使用し下穴を開けます。
下穴を開けることでビス止めする際に穴位置のズレを防ぎます。穴を開ける部分は波板の山になっている箇所に必ず開ける必要があります。谷になっている箇所は雨水が通る部分になり、こちらに穴を開けてしまうと雨漏りの原因となります。
波板ビスは、ビス頭の部分に山状の抑え材が付いており波板をしっかりと固定することが出来ます。また、抑え材と波板との間にはパッキンが挟まれる仕組みとなっていますのでビス穴からの水漏れに関しても心配いりません。
複数枚の波板を設置する際には、雨水の浸入防止の為に幅方向の重ねは2.5山以上になるようにしなければなりません。重ねた山が少ないと雨水の浸入リスクが高まりますので注意が必要です。
一般的に655mmと規定サイズの波板ですが2.5山の重ねを考慮すると有効幅は575mmとなります。必要枚数を計算する際には有効幅で計算を行わないと枚数が足りなくなってしまいますので注意しましょう。
施工完了
波板交換工事が完了となりました。固定箇所が多くありましたのでビスの締め忘れ等の不備が無いことを再確認し作業が完了となります。
作業完了後は、お客様にお立会いいただき仕上がりの確認をしたところ工事の仕上がりに大変満足していただくことが出来ました。
記事内に記載されている金額は2023年11月10日時点での費用となります。
街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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葛飾区ではたくさんのお客様にご依頼をいただいております!
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